至仏山からの尾瀬ヶ原俯瞰写真
前号「至仏山初登頂」にて、至仏山中腹部(東面登山道)から尾瀬ヶ原を俯瞰した写真を掲載しました。テラス全体の様子を伝えたくて使った写真で、じつは、牛首のあたりが陰ってしまっています。せっかくなので、尾瀬ヶ原に影のない写真からトリミングして載せておきたいと思います(撮影場所はそのテラスです)。
GXR+GR LENS A12 28mm F2.5 トリミング有 ※クリックで少し大きめに拡大します。
画面下の中央が「研究見本園」、建物が3つ並んでいるのが「山ノ鼻」の山小屋。手前側から奥の山の麓まで続いている線は木道で、行き着く先が「見晴」です。湿原の中程で大きくこんもりとしたところが「牛首」、その手前に光って見えるあたりが「ゆるぎ田代」の池塘群です。湿原に点在している森を“拠水林”といいますが、こうして俯瞰してみると、拠水林が尾瀬の景観には欠かせない存在であることにも気付きます。
山に目を転じると、正面に見えるのが「燧ヶ岳」。画面左部分で一番高いのが「景鶴山」。画面中央やや左寄り一番奥の山並みが、(右から左に)「会津駒ヶ岳」から「中門岳」への稜線です。燧ヶ岳の左奥に見える稜線は「帝釈山」方面になります。いずれも尾瀬国立公園の山岳です。なお、この写真では分かりづらいですが、竜宮小屋や東電小屋も確認でき、さらに高度を上げると温泉小屋も見えてきます。
写真だけでさえ、どこを眺めていても見飽きるということがありません。至仏山に登ったことで、また一つ、尾瀬の魅力を見つけてしまったような気がします。
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(第457号)
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