春光に映えるミズバショウを求めて
例年より残雪が多いといわれる今年の尾瀬。それでも春の訪れを告げる尾瀬の代名詞ともいえるミズバショウは、例年どおり5月下旬に開花しました。遅霜で焼けてしまったり、葉に囲まれてしまうなど、水芭蕉が白い清楚な姿でいるのはほんの一時期です。さて、前置きはこれくらいにして、これまた尾瀬の代名詞といえる定番中の定番ポイントからの景観をどうぞ。
尾瀬ヶ原中田代を流れる下ノ大堀川と残雪いだく至仏山 2011年6月6日正午頃撮影
LUMIX DMC-LX3 絞り優先AE,Av4.0,Tv1/1600,ISO80,WBオート,換算41mm
尾瀬のポスターやパンフ、旅行ガイド等に、必ずと言っていいほどに登場する風景です。尾瀬に興味はなくとも、この写真を知っているという人は多いかも知れません。
晴れた青空のもと此処のミズバショウが咲きそろう姿を写真に撮りたいと思いつつ、今年は無理だと諦めていました。それが5日夜の天気予報、翌6日は移動性高気圧に覆われ広く好天だといいます。片品村、檜枝岐村、そして魚沼市の3時間毎予報も日中はすべて晴れマーク。仕事と家族の調整が可能だったことから、即決。6時間後、私はもう、尾瀬に向かって車を走らせていました。
しかし、たどり着いた尾瀬ヶ原の空一面には厚い雲。雨が降ったりやんだりしている「想定外」の天候でした。バチが当たったのか……。
昼も近づいた頃、その雲が流れ日が差してきたのは、逆の「想定外」。ケロケロ~ではなくコロコロ~と鳴く尾瀬のカエルさんたちに、雲払いを祈祷したのが効いたのかも知れません。雲が多いながらも、最低限の目的は達せられました。
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想定外といえば、尾瀬植物研究見本園(山ノ鼻)のミズバショウ。咲き残りを見るつもりが、まだ最盛期でした。朝の陽射しを受ける写真は叶いませんでしたが、期せずして、撮りたいもう1つの風景の一端にも出会えました。終わってみれば、満足の1日でした。
尾瀬植物研究見本園の水芭蕉群落 2011年6月6日午後2時頃撮影
LX3 プログラムAE,Av2.8,Tv1/1600,ISO80,WBオート,-0.33補正,換算24mm
(※写真は、上下2枚ともSILKYPIX3.0にてRAWより現像)
この日撮った写真は465カットあります。少し整理してから、追ってご紹介したいと思います。
*【続編記事】 続・春光に映えるミズバショウを求めて(第449号)
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(第448号)
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コメント
鉄まんアトムさんもついに尾瀬シーズン開幕ですね
至仏山と水芭蕉の写真いいですね~。池塘に青空と白雲が映り、快晴時より見ごたえがあるような気がします。
午前中は天候に恵まれなかったようですが、梅雨時に半日でもこんな尾瀬に出会えたなんてうらやましい。やはり、「半吉」のおみくじ的中でしょうか。「要逢十一口」でいきましょう。
投稿: Suekichi | 2011年6月 7日 (火) 19時05分
快晴の、ストレートな青空でしか表現できない空気感を写し撮る狙いだったので、この日の撮影目的は達せられませんでした。来年以降、また行くしかありません。定番撮影地だからこそ、定番の条件を満たしつつ定番どおりに写す難しさを感じます。
半吉?いつの話?と思ったら、今年のおみくじでした(1月11日付け記事あり)。やれやれと思って読み返してみたら、要するに、努力が足りねぇと。しかし、尾瀬に通う努力は、新年に誓った「昼間きちんと仕事する」努力と相反することも。こちらも折半しちゃいますか…(o^^o)…。
投稿: 鉄まんアトム | 2011年6月 8日 (水) 12時52分