屋久島旅行記プロローグ
▲白谷雲水峡の原生林コースにて。“いのちの森”の緑で安らぎに包まれる。自分がいま、離島にいることなど忘れてしまうほどに屋久島の森は深く豊かだ。
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数年がかりで続けてきた500円玉貯金の残高が20万円を超え、今年(2011年)のGWは長い連休、そして九州新幹線の全線開業。これらを好機と判断し、妻の父親、すなわち義父が住む屋久島に、初めて家族全員で行くことにしました。立案中に発生した東日本大震災や長男の骨折を乗り越えての旅行で、私は、初めての渡島になります。
屋久島は、鹿児島市の南方約135kmの海上に浮かぶ周囲約132km、面積約504平方kmの島。九州最高峰の宮之浦岳(標高1936m)を筆頭に、標高1000m以上の山が45座以上もある険しい山岳地帯を擁しており、「洋上のアルプス」とも称されています。
1993(平成5)年には、島全体の5分の1以上が、日本で初めてユネスコの世界自然遺産に登録。亜熱帯から冷温帯の植生分布が凝縮している特異なこの島へは、鹿児島から種子島を経由する時速80kmの高速船で2時間半前後、飛行機なら40分で渡ることができます。
飛行機に乗れない私のアクセスは、もちろん陸海路。道草を含む全7泊8日の行程を組んで、ときに車イスを担ぎながらの旅となりました。
今回の旅行で丸1日を島内にて過ごせるのは5日間。島で行ってみたいところ、やってみたいことはたくさんあったのですが、一度に全部は無理。そこで目標を、縄文杉、白谷雲水峡、ヤクスギランドの“屋久杉3大聖地”に絞ることにしました。
天候に恵まれ、とりあえず目標は達成しました。持ち帰った写真は約1500カット。これを整理しながら、このブログで後日、数回に分けて屋久島旅を振り返ってみようと思います。
▲屋久島安房港に向け種子島海峡を渡る高速船「トッピー」の船内より。近づく屋久島の姿を見て、洋上アルプスの異名に納得する。写真中央で最も高く聳えるのが標高1235mの愛子岳で、宮之浦岳はその左奥に見える薄い部分である (撮影地点は、北緯30度22分・東経130度43分あたりと思われる)。 ※上下とも、写真はクリックで拡大
*「屋久島旅行記」 プロローグ その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7
(第439号)
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コメント
おかえりなさい。
これからの屋久島旅行記楽しみにしてます!
投稿: くわ | 2011年5月 8日 (日) 08時55分
鉄まんアトムさん、こんにちは。
久びさの山歩き関係の記事ですね。
屋久島へは20年以上前、仕事関係で3回ほど行きましたが、洋上から眺めたのは1度だけです。本当に離島だった頃と、世界遺産登録後で、屋久島もきっと大きく様相を変えているのでしょう。
続編に期待しています!
(私のブログにも久々に里山歩き記事をアップしました。)
投稿: Suekichi | 2011年5月 9日 (月) 11時28分
くわさん、Suekichiさん、コメントありがとうございます。
まとめ返信にて失礼します。
当ブログ第420号('10年の大晦日)での予告どおり、行って参りました。想像していた以上に良いところでした。わずか5日間の島滞在に過ぎませんが、戻っての社会復帰は大変。リハビリには時間がかかりそうです。
撮った写真はどれも出来がイマイチです。それを補う文章も書けそうにありません。続編はショボイものになりそうです。よって、期待ゼロにてお立ち寄り下されば、と存じます。
投稿: 鉄まんアトム | 2011年5月10日 (火) 13時44分