« 法律新聞アンケートにみる司法書士の憲法感覚 | トップページ | 岩茸石山に岩茸石ありやなしや »

高水三山をあるく

 高水三山とは、東京都青梅市に位置する、惣岳山(そうがくさん、標高756m)、岩茸石山(いわたけいしやま、793m)、高水山(たかみずさん、759m)の3山を総称する呼び方。山と渓谷社発行の『東京周辺の山』によれば、「三山を結んで縦走するコースは行程も手頃で、標高1000メートル以下の低山のわりには充実した山歩きが楽しめる。はじめて奥多摩の山を訪ねる人におすすめしたい」と紹介されています。三山とも、ここ川越から見える山でもあります(→第413号)。
 今回は、西武線各駅で配布されているハイキングマップにしたがって、JR青梅線の御嶽駅(245m)から時計回りで三山の頂を踏み、同線軍畑駅(240m)に下山するコースを家族で歩きました。歩行距離は約9.2km、高低差は約550mでした。

Iwatakeishiyama_p2
岩茸石山からの北西側展望。中央奥ピークのすぐ左が川苔山、いずれは登ってみたい。

Iwatakeishiyama_p1
同じく岩茸石山から。1枚目(上)の写真に東側の展望をプラスした写真。正面が北。

 三山最高峰の岩茸石山は頂上部が広く、北側は大きく開き、奥多摩&奥武蔵の山並みや都心方向を見渡せます。先日登った棒ノ嶺(→第422号)も間近に見えます。その棒ノ嶺と同様、天気によっては日光連山も遠望できるようですが、この日は無理。ただ、雲取山や大菩薩嶺は見えていました。曇天予報にしては、まずまずだったと思います。

          *          *          *
 厳しい寒さが続いた1月ですが、ところどころで梅の開花がみられました。ロウバイの甘い香りが漂えば、春の予感。今週いよいよ、節分、立春を迎えます。
Img_6744

 歩き終えた軍畑駅から電車で御嶽に戻り、駅近くの「玉川屋本店」に行きました。かやぶき屋根に質素な店構え。朝、お店の前を通ったとき、何ともいえぬ出汁の香りが漂っていて、気になった蕎麦屋です。下調べなくイチかバチかの思いでのれんをくぐりましたが、大成功。たのんだ4品、どれもおいしかったです。
Img_6780

 こうして腹ごしらえもできたところで、おしまいに、「日の出つるつる温泉」で汗を流し、家路につきました。御嶽周辺は見どころが多く、まだまだ遊べそうです。

          *          *          *
 なお、今回の山行は、障害児である二男を預かってくれる「レスパイトサービス」によって実現しました。二男6歳にして初めての2泊3日レスパイト。いちばん喜んだのは、制約だらけの外出に黙ってガマンを重ねている長男かもしれません。宿題の日記を「楽しかった登山」と書き出していました。
 ちなみに、こうしたレスパイトを可能にしてくれる施設は、いまだ埼玉県内に見当たりません。上田知事に尋ねても、「兄弟姉妹の方にご協力をいただかなくてはならないケース」として一件落着かもしれません。あれ?どこかで聞いたようなセリフだなあ。

(第426号)

|

« 法律新聞アンケートにみる司法書士の憲法感覚 | トップページ | 岩茸石山に岩茸石ありやなしや »

コメント

この週末、自宅近くから見る群馬や日光方面の山々は雲に覆われていましたが、奥多摩はまずまずの天候でよかったですね。
高水三山は登ったことがないのですが、御岳山~大岳山あたりはずっと昔、この季節に歩いたことがあります。冬枯れで見通しがよくなる冬から早春にかけてが、奥多摩の低山歩きには一番いい季節かもしれません。

投稿: Suekichi | 2011年1月31日 (月) 11時53分

 Suekichiさん、こんにちは。
 大岳山は、特徴的な山容もあいまって、あちこちから見えますね。ということは、山頂からも、あちこち見えるということでしょう。富士山も望める展望の山で、行ってみたい山の1つです。御岳登山鉄道(ケーブルカー)を利用すれば、高水三山レベルでしょうか。
 奥多摩&奥武蔵のこれからは、スギ花粉との闘いになるかもしれません。今回の写真で濃い緑の木立がやや茶色に見えるのは、スギの花によるもの。これが飛散を始めると、あたりの山々は霞んでしまうことでしょう。

 なお、眺望写真を1点追加しました。日光連山は、東側の低い山並みの奥に見えるそうです。

投稿: 鉄まんアトム | 2011年1月31日 (月) 17時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高水三山をあるく:

« 法律新聞アンケートにみる司法書士の憲法感覚 | トップページ | 岩茸石山に岩茸石ありやなしや »