てつのみち2010
ブログ開設の動機である、私の「旅と鉄道」を綴ること。過去2年の大晦日、記録の整理をしつつ「乗りつぶし」マップを更新し、1年間の成果を振り返ってきました。しかし、今年は乗りつぶしゼロ。よって、綴ることもマップの更新もありません。ブログの看板に偽りあり、と言われてしまいそうです。
これまでの最低記録は、能登線廃止が決まった2004年。東海道本線の支線の1つ、大垣~美濃赤坂間5.0kmに乗っただけという1年でした。その年は、ふるさと能登への行き来を繰り返し、能登線という鉄道の最期を追いかけていたわけですから、“鉄分”はむしろ濃かったわけです。今年はそういうこともなく、大晦日を迎えてしまいました。
そんな私はいま、屋久島に行ってみたい(もちろん、飛行機になど乗らずに!)。齢数千年の森に抱かれながら、日本に唯一現存する森林鉄道を辿ってみたいのです。メインが森か鉄かはさておき、そのときには全通する九州新幹線に乗って、九州の全線完乗も果たそうと企んでいます。来年行けるかどうか……。
来年からは、マップに塗りつぶす乗った線の色が変わります。新しい色がどこに現れるか、それとも何処にも現れないか、地図とガイドと時刻表を眺めながらワクワクするこの感覚によって、豊富な鉄分が分泌される体質に変わりはありません。(そうなのぉ~!?)
【関連記事】 てつのみち2009(第295号)
(第420号)
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コメント
屋久島に日本に唯一現存する森林鉄道?、と聞いて思い出しました。世界遺産登録前の80年代末に、宮之浦岳登山に行った屋久島で「縄文杉」も訪ねましたが、荒川口から小杉谷を経て登山口まではトロッコ軌道の上を歩きました。当時既にあまり使われていないような感じで、とっくに廃止かと思っていましたが、いまだに現役なのですね。驚きました。
私は鹿児島乗継で飛行機利用でしたが、鹿児島から高速船も出ているようなので、列車と船でも2日かければいけますね。
投稿: Suekichi | 2010年12月31日 (金) 15時00分
さすがSuekichiさん、九州最高峰もしっかり制覇していますね。
荒川登山口――。安房森林軌道を取り上げた宮脇俊三「夢の山岳鉄道」(1993年)によれば、荒川口を経て『小杉谷までを往復すれば、「木のいのち」に接することができる』とされています。小杉谷は、縄文杉やウィルソン株へと向かう道の途中。宮之浦岳への登頂は無理でも、「木のいのち」とは如何なるものか、ぜひ接してみたいと思います。
九州新幹線の全通後は、東京~鹿児島中央間が、新大阪での乗り換えを含んでも7時間程度で結ばれます。早朝の東京発で鹿児島港から高速船に乗り継げば、その日のうちに渡島できるようになるかもしれません。楽しみです。
投稿: 鉄まんアトム | 2010年12月31日 (金) 17時45分