川越城富士見櫓跡の丘にて
とくに富士見稲荷の鳥居は頭がつかえるほど低く小さいもので、鳥居をくぐった先はちょっとした別世界の趣。人口34万の中核市の中心市街地にありながら昼間であっても薄暗く、脇に立つイチョウの大木から銀杏が落ちてくるたび「ドキッ!」とさせられるほどです。妖怪の仕業か!と辺りを見回しますが、結局いつも何も見当たりません。
そんなおっかない場所ではありますけど、毎年この時期になると一度は足を運んでしまいます。きれいに色づくモミジがあるんですよ……。人がほとんど来ないから、静かな紅葉見物には打って付けの場所。ぜひあなたもここに来て、妖怪の姿を追ってみませんか。
※写真は、すべて2010年12月6日撮影(S90)。
(第411号)
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