川越から見る奥多摩初冠雪
きょう12月8日の朝、奥多摩の山並みに冠雪しているようすが、ここ川越から展望できました。初冠雪ではないでしょうか。奥武蔵の武甲山や丸山も白くなっていて、今朝の冷え込みの厳しかったことがわかります。7日は、二十四節気の「大雪」でした。
以前に「川越からの山岳眺望」と題した記事で、随分とヒドイ写真を載せてしまいました(→第119号参照)。今回の写真も、それより幾分マシかな~といった程度ですが、記録として留めておくことにします(川越市大字大袋にて撮影)。
↓↓クリックすると画像としてアップできる最大幅のパノラマ画像になります。
山座同定つきの拡大パノラマ画像はこちら (JPEG/3536×600/554.2K) ★12/11更新
見やすいよう3分割し、南側から順に並べたものが以下3枚です。
【同定した山名一覧】 蛭ヶ岳(1673m),檜洞丸(ひのきぼらまる1600m),大室山(1587m),加入道山(1418m),陣馬山/陣場山(854m),富士山(3776m),馬頭刈山(まずかりやま884m),
大岳山(おおたけさん1266m),御岳山(みたけさん929m),三頭山(みとうさん1531m),御前山(1405m),小金沢山(2014m),惣岳山(756m),高水山(759m),熊沢山(1990m),大菩薩峠(1898m),岩茸石山(いわたけいしやま793m),大菩薩嶺(2056m),多峯主山(とおのすやま270m),六ッ石山(1478m),本仁田山(ほにたやま1224m),鷹ノ巣山(1736m),川苔山/川乗山(かわのりやま1363m),棒ノ嶺/棒ノ折山(969m),雲取山(2017m),蕎麦粒山(1472m),
天目山/三ツドッケ(てんもくさん1576m),有間山/タタラの頭(1213m),高指山(330m),大平山(1603m),坊主山(1640m),立橋山(1568m),三宝山(さんぽうやま2483m),鳥首峠(931m),矢岳(1357m),大持山(1294m),伊豆ヶ岳(850m),小持山(1273m),武川岳(1051m),武甲山(1304m),飯盛峠(772m),丸山(960m)
山座同定には、国土地理院20万分の1地勢図及び「カシミール3D」を使いました。間違っていたらご指摘くだされば幸いです。なお、大菩薩連嶺の真ん中あたり、奥に白く光っている部分がごくわずかに確認できます。南アルプスでしょうか、同定はできませんでした。
(第413号)
*【2015/04/15追記】 本記事掲載のパノラマ画像については、関係者からの依頼に基づき、「鉄道カフェSTEAM LOCOMOTIVE with ポポンデッタ ららぽーと富士見店」様に対し、同店に設置する鉄道模型ジオラマの背景画として提供しました。
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コメント
鉄まんアトムさん、こんにちは。
私の自宅付近からも、昨日の朝は秩父や日光方面の山々が白くなっているのがよく見えました。
普段何気なく見ている山も、雪の衣を被ると立体的に見えて迫力がありますね。
投稿: Suekichi | 2010年12月 9日 (木) 09時16分
Suekichiさん、こんにちは。
先日はカシミール3Dの使い方を教えて頂き、ありがとうございました。
昨日の朝の白みは、やはり初冠雪だったようです、けさの東京新聞や朝日新聞に記事がありました。山岳眺望の条件もよかったですね。気付くのがもっと早ければ、北の方も見えたかも知れません。8時過ぎでしたけど、川越からは榛名も赤城も日光も見えませんでした。
雪を被った山並みって雄大だしキレイですよね。同定も、し易くなります。ただ、通勤途上だと障害物が多くて…目で見るには良いですが写真だと多難です。荒川の土手あたりが狙い目かな~。
p.s. 当初公開した時点より新たに12山の同定ができました。帰宅後になってしまいますが、写真を差し替えますのでお楽しみに。
p.s2 西方に見える山(写真では、坊主山の右隣)を「酉谷山」と同定していましたが、カシミール3Dによる可視判定の結果、撮影場所からは見えないことが分かりました。
投稿: 鉄まんアトム | 2010年12月 9日 (木) 11時38分
先生が帰った後、早速ブログを見させていただきました。
懐かしい山々がパノラマで広がっています。
ほとんどの山が訪ねた事のある山でした。
しかし大菩薩嶺が見えるとは知りませんでした。
また、丹沢周辺へは行った事がありませんので、いつかは行けたら良いなと思います。
投稿: kao | 2010年12月20日 (月) 13時59分
kaoさん、コメントありがとうございます。
実名でのご投稿でしたが、守秘義務との兼ね合いもあり念のため、今回はペンネームに変更のうえ公開しました。ご了承ください。
さて、この度はご依頼ありがとうございました。社長の執務室に飾られていた写真に目が止まり、余談に花を咲かせてしまいました。お忙しいところ、大変失礼致しました。
大菩薩連峰は、案外と姿を見せていることが多いです。冠雪することがある冬場の方が、より確認しやすいかもしれません。私はまだ、奥武蔵や奥多摩の奥には(もちろん、大菩薩嶺にも)登ったことがない初心者です。ここ数年、再び山歩きを始めました。丹沢も含め1座1座、地道に歩いて行きたいと思います。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
投稿: 鉄まんアトム | 2010年12月20日 (月) 15時29分
川越から見える山々同定ありがとうございます。八瀬大橋から遠望すると「赤城山の左側」に雪山連座(山)が見えるのですが、谷川連山かと思いますが伊勢原のマンション群に視界が妨げられ 同定できません。ご教授下さい
投稿: 山下隆久 | 2024年2月 2日 (金) 09時15分
川苔山の位置が違うがします。本仁田山のあたりかと。川海苔山の位置にあるのは七つ石山かなぁ。勘ですが。
投稿: 缶珈琲 | 2024年6月23日 (日) 12時26分
山下隆久さん、コメントありがとうございます。
当方の管理の手違いにより、公開・返信が遅れたことをお詫びいたします。
お尋ねについては、ご意見の通りと思われますが、確定できません。
八瀬大橋あたりから赤城山のすぐ左側に雪の山並みが見えるとすれば、それは位置的には谷川岳~仙ノ倉山の谷川主脈と思われます。視線をさらに左に振れば榛名山が見えるはずで、榛名のすぐ右寄りの銀嶺であれば白砂山~苗場山になろうかと思われます。
投稿: 鉄まんアトム | 2024年6月23日 (日) 13時47分
缶珈琲さん、はじめまして。
山座同定への疑義をご連絡くださいまして、ありがとうございます。
その後に撮った写真等も参考にご指摘について再検証しました。
結論から申し上げると、川苔山も、本仁田山も、当初掲載のとおりで間違いはないと考えます。
理由付けとしましては、(1) 山容が川苔山の特徴を表していること、(2) 撮影地点と七ツ石山とを地形図上に線を引くと川苔山を通り抜けること、(3) 仮に(2)で川苔山より先が見えたとしても高丸山に同様に阻まれること、(4) 以上の見立てについてカシミール3Dでも同じ判定になること、(5) ご指摘のとおりだと鷹ノ巣山との位置関係や石尾根との重なり具合に矛盾を来すこと、などを総合考慮してのことです。
今後も誤り及びその疑義があればご指摘くださると助かります。
よろしくお願い申し上げます。
投稿: 鉄まんアトム | 2024年6月23日 (日) 13時49分