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霜降の尾瀬を夢みて

 全4回にわたってお届けした「晩秋の尾瀬をあるく」は、お楽しみ頂けましたでしょうか。この時期の尾瀬の素晴らしさが少しでもお伝えできていたら、幸いです。

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鳩待峠から山ノ鼻の途中、至仏山ビューポイントにて。紅葉と初冠雪のコラボも期待していたけど…。2010年10月16日午前6時半頃。

 さて、今号のタイトルに「霜降」という文字を見て「しもふり」と読んだ方は、肉食系の食いしん坊。ここでは二十四節気の一つ「そうこう」と読んで下さい。今年の霜降は10月23日、尾瀬ではまさにそのとおりとなった模様です。
 22日金曜日の夜はぐっと冷え込んで、23日の早朝は今秋一番の冷え込み。尾瀬沼でも尾瀬ヶ原でも一面に霜が降り、朝靄もかかり、そこに朝日が差し込んでくるといった神々しい風景が見られたようです。ライブカメラの画像からも垣間見えました。立ち会えた人は幸運でしたね。私もいつかはその様子をこの目で、と夢みています。

 今回の尾瀬山行でも、運良く見られたらいいなぁぐらいに漠然と思っていたのですが、具体的に詰めてみると1つの“前提条件”に気付きました。天候はもちろんながら、まずは時間帯が重要なのです。
 この時期の日の出は5時50分前後、6時半を過ぎれば湿原にも陽が差し込んでいるはずです。霜も靄も陽に当たるとすぐ消えてしまうため、これよりも早く現地にいなければ話になりません。
 朝6時に尾瀬ヶ原に立っているには、逆算して鳩待峠は遅くとも5時。5時というとまだ真っ暗闇、その中で凍った木道を下っていけるのは玄人筋だけでしょう。尾瀬沼の場合、始発のシャトルバスに乗っても6時ではまだ沼山峠、かといって未明の三平峠を越えていくのは鳩待峠以上に現実的ではありません。要するに、現地に前泊していないと無理、という結論に至りました。来年以降の山行計画の際の忘備録として書き留めておくことにします。

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この季節、夜露に濡れた草木が朝日を受けて輝く場面だけでも美しい。うっすらと雪をかぶったような白い世界に思いを馳せるのも、また楽しい。

※<10/27追記> 2010年の尾瀬の初雪は、尾瀬ヶ原も尾瀬沼も10月26日でした。

(第395号)

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