今年6度目の尾瀬
9月26日(日)、尾瀬ヶ原を日帰りしてきました。今年通算6度目の尾瀬探勝です。
前回18日(土)に行ってきたばかりですが、中1週間での再訪にはワケがあります。そのワケとは、前回の目的の一つだったヤマドリゼンマイ黄葉が、まだ時機に早く見られなかったため。その後は予定もあって諦めていたところ、日曜日は本格的な秋晴れになるという天気予報が。これは行くしかない!という天命がどこからともなく聞こえ“6度目”を即決実行しました。
前号で上から3番目の写真の場所はこのようになっていました。
(カメラが前回よりやや左に振れてしまったのは残念…)
1週間前には全然色づいていなかったのに、もう茶色になっているものが多く、全体的に「見頃」は過ぎてしまっていました。幸い、ヨッピ橋近くの中田代にはまだ黄色い葉をした群落が残っており、少しだけ楽しむことができました。
ただ、ヤマドリゼンマイ黄葉は逆光で輝く姿にこそ見応えがあります。この写真のように順光気味で日差しも強いと、鮮やかさは今一つです(前号との比較ということで、あえてこの写真を紹介しました)。
湿原の名脇役ヤマドリゼンマイが黄や橙で鮮やかに彩られ主役を演じるのは、ごくごくわずかの間だけ。霜や寒気にあたると、すぐに茶色く焼けたように枯れてしまいます。今年は18日では早く、26日では遅かったようです。
なお、追って別記事にて、今年のヤマドリゼンマイ黄葉を中心に、秋の装いを増す尾瀬ヶ原風景をお届けする予定です。お楽しみに(下の写真はそのプロローグのつもり)。
水面に映る空や雲とヒツジグサが織り成す模様や色合いは、同じように見えて刻一刻と変化している。見飽きることはない。(尾瀬ヶ原中田代、下ノ大堀川近くの大きな池塘にて)
(つづく)
*本記事で使用した写真は、すべて2010年9月26日にPanasonic LUMIX DMC-LX3で撮影したものです。画像クリックで少しだけ拡大表示されます。
*関連記事 ヤマドリゼンマイ燃ゆる初秋尾瀬ヶ原(第254号)
そのほかの尾瀬関連記事は、カテゴリ「尾瀬」をクリックしてご覧下さい。
(第385号)
| 固定リンク
コメント