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2010年9月の10件の記事

ヤマドリゼンマイ黄葉輝く尾瀬ヶ原

 前号「今年6度目の尾瀬」で予告したとおり、秋の装いを増す尾瀬ヶ原風景をお届けします。まずは、9月26日の尾瀬ヶ原におけるヤマドリゼンマイ黄葉のようすを中心に、全10カットの写真でお楽しみください。

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尾瀬ヶ原中田代、牛首分岐と下ノ大堀川の中間にある大きな池塘にて。連なるハイカーたちの姿もまた、絵になる。

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上の写真の右側にあるヤマドリゼンマイ群落をアップにて。黄や橙のグラデーションを帯びた黄葉が朝の日差しに輝く、思わず唸った場面。

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人が居なくなるのをじっと(約30分)待って…。
いわゆる定番スポットだが、定番には定番なりの良さがある(以上3枚は、前号の下の写真と同じ場所)。

 さあ、この先いよいよ“ヤマドリゼンマイロード”に突入します!

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今年6度目の尾瀬

 9月26日(日)、尾瀬ヶ原を日帰りしてきました。今年通算6度目の尾瀬探勝です。
 前回18日(土)に行ってきたばかりですが、中1週間での再訪にはワケがあります。そのワケとは、前回の目的の一つだったヤマドリゼンマイ黄葉が、まだ時機に早く見られなかったため。その後は予定もあって諦めていたところ、日曜日は本格的な秋晴れになるという天気予報が。これは行くしかない!という天命がどこからともなく聞こえ“6度目”を即決実行しました。

 前号上から3番目の写真の場所はこのようになっていました。
 (カメラが前回よりやや左に振れてしまったのは残念…)
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 1週間前には全然色づいていなかったのに、もう茶色になっているものが多く、全体的に「見頃」は過ぎてしまっていました。幸い、ヨッピ橋近くの中田代にはまだ黄色い葉をした群落が残っており、少しだけ楽しむことができました。
 ただ、ヤマドリゼンマイ黄葉は逆光で輝く姿にこそ見応えがあります。この写真のように順光気味で日差しも強いと、鮮やかさは今一つです(前号との比較ということで、あえてこの写真を紹介しました)。

 湿原の名脇役ヤマドリゼンマイが黄や橙で鮮やかに彩られ主役を演じるのは、ごくごくわずかの間だけ。霜や寒気にあたると、すぐに茶色く焼けたように枯れてしまいます。今年は18日では早く、26日では遅かったようです。

 なお、追って別記事にて、今年のヤマドリゼンマイ黄葉を中心に、秋の装いを増す尾瀬ヶ原風景をお届けする予定です。お楽しみに(下の写真はそのプロローグのつもり)。

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水面に映る空や雲とヒツジグサが織り成す模様や色合いは、同じように見えて刻一刻と変化している。見飽きることはない。(尾瀬ヶ原中田代、下ノ大堀川近くの大きな池塘にて)

つづく

*本記事で使用した写真は、すべて2010年9月26日にPanasonic LUMIX DMC-LX3で撮影したものです。画像クリックで少しだけ拡大表示されます。

*関連記事 ヤマドリゼンマイ燃ゆる初秋尾瀬ヶ原(第254号)
 そのほかの尾瀬関連記事は、カテゴリ「尾瀬をクリックしてご覧下さい。

(第385号)

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秋晴れの尾瀬に行く(後編)

――前編からのつづき

 富士見田代でのcoffee breakに区切りをつけ、冨士見小屋(標高1862m)までいったん下ります。時刻はまだ10時前ですが早めの昼食を取り、トイレも済ませます(朝のコーヒーが“大”をもよおしました)。それでは後編も、前編と同様、写真10枚にて鳩待峠までご案内します。

 ヤナギランが咲き残っていた冨士見小屋前。戸倉からの車道が早くに通じ、かつて尾瀬のメインルートとして賑わったそうですが、今は昔。車道は一般車両の通行が禁止され、バスもなく、最短でも3時間を歩かないとココには到達できません。
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 冨士見小屋から尾瀬ヶ原(標高1400m)へは、竜宮に至る長沢新道(4.2km)と、富士見峠(標高1883m)を経て見晴に至る八木沢道(5.7km)があります。今回私は、前者を利用します。山ノ鼻を経由せず尾瀬ヶ原に出るのは、これが初めてとなります。
 その長沢新道、中間地点の長沢頭までが緩やかな下り、その先は急坂となります。途中、木々の合間から尾瀬ヶ原が垣間見えるのですが、山道の終わる気配がせず、じっさいの時間以上に長く感じます。浮石だらけの悪路も多く、降坂に不安のある私にはけっこう難儀な道でした(登るのもかなりキツそうです)。

 それでも長沢を渡れば急坂は終わり、その先で再び木道を歩くと竜宮十字路に到着。富士見田代からは1時間半ほどで下りてきました。この時点では、尾瀬ヶ原の天気もまずまず。今日は久々に青空の写真が撮れそうだ、と気分が高まります。
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竜宮小屋近くから至仏山を望む。眩しいほどの太陽が…

 と思ったのも束の間。わずかな休憩中に、どこからともなく雲が広がってきて、瞬く間に日差しのない尾瀬ヶ原となってしまいました。秋晴れの尾瀬はどこに行ってしまったんだろう、もしかすると私は、“尾瀬雨男”なのかもしれません。

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秋晴れの尾瀬に行く(前編)

 毎月のように尾瀬通いをしていると、帰ってきてから1カ月も経たぬうち禁断症状が現れます。3連休のどこかで別の山に登るつもりだった計画をやめにして、尾瀬を日帰りすることにしました。今年5回目の尾瀬、回数で去年と並びました。
 今回予定したのは、去年10月4日(→第260号「尾瀬の山上に広がる楽園を見る」を参照)と同じ鳩待通りを歩き、富士見小屋から下山せず、長沢新道で尾瀬ヶ原竜宮に下りてから鳩待峠へ登り返すルート。山上湿原からの眺望が主目的です。しかし、鳩待峠に上がってみると霧の中。これじゃ眺望は無理か、朝霧に包まれた尾瀬ヶ原の方がいいかなぁと悩みつつ、秋晴れの天気予報を信じ予定どおりのコースを取りました。

 さあ、それでは出発します。<前編では、富士見田代までを写真10枚でご案内>
 鳩待峠(標高1591m)から約3km、小1時間ほど登ると横田代(1860m)に着きます。樹林を抜け出て一気に視界が広がる開放感はたまりません。霧も晴れ上がっていました。
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 前回の秋晴れ予報にはスッカリ裏切られましたが、今回は予報どおり。スッキリ晴れ渡った空の下、去年は叶わなかった遠くの山並みもこのとおり一望できました。ただ、猛暑の影響なのか、草紅葉の色付きは始まったばかりのよう。樹木も青々としていて、秋というよりは、まだ夏の終わりといった印象です。
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ちなみにこちら(↓)は、去年、同じ位置で撮った写真。あと2週間でここまでの景色に変わるでしょうか…。
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こうして見比べると、雲やガスに覆われ失敗だと悔やんでいた去年の写真が、満更でもないように思えてきました(^^ゞ。隣の芝生は…現象かもしれませんが。

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能登線追憶(13)

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 不定期ながら続けている「能登線追憶」シリーズ(?)に、2度目の七尾線登場です。
 いまから10年前、七尾線の穴水―輪島間は、それぞれ最後の季節を過ごしていました。その姿を記憶と記録に残したくて、その年は何度か能登に通いました。夏雲立つ炎天下のもと、穴水と輪島の間を朝から晩まで駆けずり回っていたことを、今年の夏の暑さが思い出させてくれます。

 その能登に、今年はまた帰れそうもありません。ただ、こうして追憶にひたることで、気持ちだけでも帰れたような気になりました。それにしても、あれからもう10年……アルバムの1つも作れておらず、無為に時間を過ごしていることを実感します。

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写真は上下とも、のと鉄道七尾線穴水―能登三井(みい)間にて2000年8月撮影。下の列車は、金沢発輪島行き急行「能登路1号」。CanonEOS55,Tamron28-200mm,RDP100

~追伸~
 のと鉄道の無人駅(西岸駅)を活用し「駅舎マーケット」を始めた方がいます。
  ・西岸駅舎きまぐれ報 http://notogishi.exblog.jp/
 先日ご紹介した秩父鉄道の記事でも触れましたが、こうした価値ある“資産”が積極的に利活用されていくのは素晴らしいことです。というか、鉄道会社自らが、もっともっとそういうことに目を向けるべきなのですが…(それを実践しているところは、どこも“元気”ですね)。

(第382号)

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上田清司埼玉県知事から手紙が届く

 先週、「上田清司埼玉県知事の“罪”」と題する記事を書きました(第378号)。
 ところで、埼玉県の公式HPには「知事の部屋」があって、その一角で「知事への提言」を受け付けています。寄せられた提言は知事がすべて目を通すということなので、9月3日、当該記事をプリントし簡単な文章を添えてFAXにて送付しました(具体的には、第378号のコメント欄に記したとおりです)。
 そうしたところ、9月7日付けで知事本人から手紙が届きました。知事の障害者に対する考え方を読み解くうえで貴重な情報でもありますので、ここに公開することにします。

Img_4590 clip上田知事からの手紙全文 (pdf 81.5K)

 <以下は、筆者によるコメント>
 知事からのお手紙の中で、表現に微妙な差があるものの「保護者の方にご協力をいただかなくてはならないケース」という記述が2回出てきます。県教育委員会や特別支援学校からも同様のフレーズを、すでに何度も聞きました。
 要するに問題は、この「ご協力」の程度だと思います。保護者の就業を不能にし、結果として障害児家族の生活基盤を根底から破壊してしまうような学校待機を行政が強要している実態は、「ご協力」の範疇をはるかに逸脱する違法なものだと思います。

 また、医療的ケアについて「難しい内容」だと「保護者のご協力」が必要だと言いますが、果たしてそうでしょうか。保護者は完全なる素人ですし、ケアの内容が難しければ難しいほど、より手厚くプロによる支援をするのが『特別支援学校』の役割なのではないか、と私は考えます。
 ちなみに、私たち家族が県に求めているケアとは、学校に配置済みの看護師に経鼻経管栄養の鼻腔チューブを入れたり抜いたりしてもらうこと、です。医療従事者たる看護師にとって、けして「難しい内容」のケアではないはずです。

 あとは細かい話ですが、「医療的ケア」が後ろの方で「医療行為」に転化してしまっています。こうして論理を飛躍させ結論を導く手法は、人の話を聞こうとせず、最初から“できない”結論ありきである姿勢の一つの表れです。知事に対しては、以上記載の趣旨で返事を送ろうと思います。
 なお、本記事のコメント欄も併せてお読み頂ければ幸いです。

*関連記事
県のきまり こと 埼玉県立特別支援学校医療的ケア体制整備事業実施要項(第361号)

(第381号)

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あずきアイス電車

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 先日、秩父鉄道の電車に乗って食べに行った阿左美冷蔵のかき氷。もしも、行きがこの電車だったなら、間違いなく小豆味を選んでいたことでしょう。
 同鉄道の創立110周年記念で昨年リバイバルされた“秩鉄カラー”電車を、帰りの長瀞駅で偶然見かけました。暑かったせいか、それとも塗装そのものからなのか、この電車を見て連想してしまったのは「井村屋あずきバー」でした。

 それにしても秩父鉄道は(・∀・)イイ!! 厚紙でできた切符、自動じゃない改札、駅や駅舎の風情、行き交う貨物列車、そしてズタボロながら手入れされた各種設備に蒸気機関車。30年以上は前の鉄道情景を色濃く残していて、心が和みます。

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懐かしさと温もりが溢れ出ている長瀞駅の駅舎本屋にて。

*関連記事
秩父鉄道のリバイバルカラー(第218号)
夏休みの締めくくりに…(第377号)

(第380号)

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それは本当に“できない”ことなのですか?

 できる、という日本語にはたくさんの意味があります。男女の情愛までもが守備範囲の便利な言葉です。お役所や大企業における各種手続きやサービスにおいても使われているのですが、そこでは主に「できない」の形で安易に多用されているような気がしています。今回はここに光をあててみたいと思います。

 ある手続きやサービスについて「できない」と言う場合は、それが実現不可能であることを意味しているはずです。
 しかし、この「できない」の中で、本当にできないことは一体どれほどあるのでしょう。大抵のことは、本来できるはずのことを「していない」のか「やりたくない」のではないか、と疑ってみた方がいいと思います。タチの悪い輩が相手だと、己の無能を棚に上げ「知らない」ことも「できない」ことにしている可能性すらあるからです。前例がない、を持ち出してくる阿房もいます。

 例えば、保険金請求。窃盗や風水害にあって家の火災保険の請求をするとしましょう。私には、電話連絡するや「今回のケースだとお支払いできかねます」と即答されたことが2回あります。が、「後学のために約款上の根拠を教えて下さい」と伝えたところ、2回とも最終的には保険金が支払われました。保険会社による不払いは社会問題にもなっています。
 生活保護の申請をしても窓口で「できない」と断られ、そのまま命を落としてしまう人が後を絶ちません。これも本当に「できない」ことだったのか疑わしい事例が多く見受けられています。ほかにも事例は無数に存在します。

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上田清司埼玉県知事の“罪”

flair本件記事に関し上田知事から手紙が届きました。詳細は末尾をご参照下さい。)

 9月1日付け埼玉県広報紙「彩の国だより」第476号(毎月1回1日発行)が新聞に折り込まれていました。同紙には「知事コラム」という欄があって、上田清司知事が約800字程度の文章を毎回書いています。
 毎度読むたび首を傾げているのですが、今回は特に読み捨てるわけにはいかぬ内容でした。以下長文になりますけど、ぜひともお付き合い頂きたいと思います。

▼2010年9月1日発行「彩の国だより」の知事コラム(p2)を全文引用
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 このコラムから事実の記載を削り上田知事の意見を抜き出すと、こうです。
1) 『上田県政の特色の一つに「事実を事実として、より客観的に把握しない限り、有効な政策や対策はできない」という姿勢があります。』
2) 『私に言わせると責任ある立場にある人は“事実を知らな過ぎるということは罪だ”と思います。』
3) 『今年も、市町村別の不登校生徒出現率の資料を各教育委員会に届けますが、ぜひ、教育委員会から市町村長や議会にも届けてほしいですね。』

 ここでは3)については省略し、1)2)について以下続けます。

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夏休みの締めくくりに…

 8月31日、この日を過ごす少年の憂鬱さは、大人になっても忘れることがありません。とうとうやってきてしまった今年のその日、1週間ほど前から片が付かぬ宿題を前に溜め息ばかりついていた長男を、外に連れ出してあげることにしました。
 と言っても、朝は仕事の約束があって遠くへは行けない。手頃なところとして思いついたのが秩父は皆野、『阿左美冷蔵の天然氷』です。どうせ行くなら、風情のある金崎本店に。さらに旅気分を増すよう、車なら1時間ほどで行けるところ、2時間半以上をかけて電車を乗り継いでいくことにしました(秩父鉄道上長瀞駅下車、徒歩5分)。

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 阿左美冷蔵のかき氷については、もうすっかり有名になってしまっているので説明は省きますが、とにかく並びます。平日にもかかわらずこの日も長蛇の列、結局1時間以上並んでようやく、こののれんをくぐることができました。

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