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2010年8月の6件の記事

登山靴のこと

 先日、登山靴を新調しました。何度も店に行き何種類もの靴を試し履きして、最終的にキャラバン(caravan)のGrandking GK-69という軽登山靴に決めました。けっこう高価な買い物で、財布から25,800円が旅立っていきました。

 これまで履いていたのは、同じキャラバンのGK-30という軽登山靴。この靴は足型3Eの私の足にすっかり馴染んで、いくら歩いても足が痛くなることはありません。1994年5月の写真に写っていることから、もう16年以上も履いていることになります。一度、ミドルソール(=ミッドソール)のポリウレタンが劣化してボロボロに崩れましたけど、修理して履き続けてきました。
 そのGK-30、前回の尾瀬行き事前チェックで、アッパー部分とミドルソールの接着が甘くなっていることに気づきました。うちの奥さんが、気付かず直射日光の当たる場所に丸一日干してしまったのが原因かもしれません。いずれにしてもその状態での山行は、木道歩きの尾瀬とはいえ不安が残ります。そこでGK-30は再度修理に出しつつ、急遽もう1足買うことにしたのでした。

 で、以前から興味のあったシリオ(SIRIO)を何足か履いてみました。が、履いた瞬間の履き心地の良さが決め手になって、結局またキャラバンに。購入したGK-69は、修理するGK-30とはタイプが異なり使い分けが可能。ヌバックレザー貼りでアウトソールも硬く、2000m級の登山にも対応できるかな~とも考えました(じつは心の中で、至仏山や会津駒ヶ岳などに登りたいと思っています。あっ、白状してしまった!)。

 GK-69の履き心地良さは先日の尾瀬で実感。2日間履き通しても足に違和感はなく、加えてあの風雨(第373号参照)でも靴の中はまったく濡れず蒸れず、極めて快適でした。16年先まで履けるかどうかは別として、GK-30と同様、大事に履き慣らしていこうと思います。

Img_4330
 今週、修理に出していたGK-30が無事帰ってきました。ビブラムソールごと交換で、修理代は10,631円。2度の修理で新しい靴が買えた値段ですが、この手の道具はそういう問題じゃないんですよね。直せるうちは直して履き続けたい、私にとっての“名靴”です。

【写真】 手前右側がGK-69、奥左側がGK-30。GK-30は、靴底も靴紐も3代目です。

(第376号)

【追加関連記事】 登山靴GK69を手入れする(第664号)

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政策提言フォーラム/どーする医療的ケアⅢ 開催のお知らせ

 本記事は、標記フォーラム開催についてのお知らせです。主催者より広報への協力依頼がありましたので、企画書のコピペにてご案内する次第です。
 障害児者の医療的ケアの問題を法的に整理して理解することは、私も興味のあるところです。法律(法律に基づく運用を含む)そのものが障害者にとって障害になっているとしたら、それは憲法問題にもなると考えているからです。フォーラムを通して、私も少し勉強してみたいと思います。
 なお、今年4月27日付け朝日新聞声欄への投稿掲載(第338号参照)がきっかけで、主催者側より、本フォーラムにおいて、障害児の親の立場でのシンポジストとしてお誘い頂きました。快諾したものの、より生の声を世に届けるという観点から当日は、私ではなく妻に発表してもらう予定です。…法制度よりも夫への不満を語られることは覚悟の上です。

          *        *        *        *

名称: フォーラム/どーする医療的ケアⅢ
     ――医師法第17条の解釈をめぐって――
日時: 2010(平成22)年9月15日(水)18:30~21:00
場所: ルーテル市ヶ谷センター TEL03-3260-8621

      東京都新宿区市谷砂土町1-1
      JR市ヶ谷駅徒歩5分、地下鉄有楽町線・南北線市ヶ谷駅徒歩1分
主催: NPO難病のこども支援全国ネットワーク
参加者: 障害児の保護者、教育関係者、関心のある人々(定員先着200名)
参加料: 無料

<開催の趣旨> ※企画書より全文引用
 いま、吸引や注入、導尿などの医療的ケアが必要とされる子ども達が、施設や学校、そのほか様々なところで生活をするとき、医療の専門家が付いてこれらの処置をすることが求められています。それは、法律的には医師法17条の医行為に相当するという解釈に基づくものです。しかし例外的に親には許され、また、以前はあまり厳しく制限されていなかった実態があります。このことによって、親の負担が重く、行政的にも医療職の配置などを行うことが求められ、結果として、みなが無駄な苦労をしている実情があります。障害のある子ども達が、より自由に、少ない制約のもとで生活するために、医行為と考えず、生活行為と捉えるべきです。
 いま少し、親の声に耳を傾けてほしいと考えています。親が、毎日やっていることです。そして、それを一部、これなら出来そうだという人に任せたいのです。なぜそれを妨げるのでしょうか。医師法の定めは、国民の健康な生活を守ることを目的にしています。親や、子どもが了解している行為を、制限すべきではありません。もし、技術的に不安であるならば、それを最小限の訓練などで担保するべきだと考えます。

<プログラム>
シンポジウム18:30~
・「医療的ケアの法律面での到達点と課題」 下川和洋(NPO法人地域ケアさぽーと研究所)
・「障害児、健常児関係なく、普通の家庭生活を営むために」 広田徳子(障害児の母親)
・「障害児の生活と医療的ケア」 山田章子(小児神経伝達物質病家族会)
・「人としての尊厳と価値を尊重した医療的ケアを」 飯野順子(NPO法人地域ケアさぽーと研究所)
・「医療的ケアにおける“専門性”“関係性”“習熟性”“自己認識性”」 北住映二(むらさき愛育園長)
・「医師法第17条の解釈」 増子孝徳(弁護士)
座長 田中慶司(難病のこども支援全国ネットワーク顧問)
(閉会予定:21:00)

<連絡先・問い合わせ先>
NPO難病のこども支援全国ネットワーク 東京都文京区本郷1-15-4文京尚学ビル
TEL03-5840-5972 FAX03-5840-5974 http://www.nanbyonet.or.jp

(第375号)

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菅首相、捜査対象の被告発人と官邸で面会

 新聞各紙が報じる首相一日の動静。それによると菅首相は、8月18日午後1時01分から19分まで、官邸執務室にて、日本司法書士政治連盟(日司政連)の田嶋規由会長と面会していた旨報じられています。

 私たちは今年初め、田嶋氏を政治資金規正法違反の疑いで刑事告発。その告発状は今年2月19日、東京地検特捜部に受理されています。告発状が受理されている以上、現在は捜査中ということになろうかと思います。じっさい今年5月24日、担当検事に電話で照会したところ、「捜査中(としか言えない)」という回答でした。

 田嶋氏が代表である日司政連は、今年4月17日に定時大会を開催。田嶋氏も出席するこの大会には、千葉景子法務大臣や加藤公一法務副大臣が来賓として出席。大会後の懇親会には中井治国家公安委員長が同様に出席し、各々が祝辞を述べたとされています(日司政連発行の「飛翔」による。一部既報)。
 民主党政権の“政治とカネの問題”に対する姿勢に世間が注目している中で、そのうえさらに内閣総理大臣が、政治資金規正法に関する捜査対象の被告発人と官邸で面会までするとは、驚きました!!

 これってとくに問題のないことなのでしょうか。私には、捜査の厳正公平さといった次元に留まらぬ、極めて深刻な状況に思えるのですが・・・。

*関連記事 日司政連幹部らを政治資金規正法違反の疑いで刑事告発(第298号)

(第374号)

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初秋の気配漂う尾瀬ヶ原にて(後編)

――前編からのつづき

 前夜は満天の星、ペルセウス座流星群の流れ星もチラホラ見えました。星空見物はほどほどに、午後9時の消灯時間を前に、床につきました。
 翌朝4時に目覚ましをかけ、長男らを起こしつつ薄明の中を小屋の外に出てみました。4時半を過ぎ、空に色が付き始めたので朝焼けを予感しましたが、やや期待外れに。いちばんの色づきがこの状態で、この赤みもわずか3~4分程度で消えてしまいました。
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尾瀬ヶ原下田代にて燧ヶ岳を臨む、午前4時42分。
Panasonic LUMIX DMC-LX3,絞り優先AE,1/5,F4.0,ISO80,-1.33補正,24mm,一脚使用

 やがてこの雲の色が黄金色に変わり、背中を振り返ると、至仏山の上部にだけ朝日が当たっていました。この色も10分ほどで消え、見物していた人たちもいなくなりました。
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見晴より尾瀬ヶ原下田代、そして至仏山を臨む、午前5時11分。

 感動的な朝焼けには巡り会えなかったものの、夜明け、そして早朝の情景は十分に楽しめました。尾瀬で狙いどおりの自然現象に出会うのは思いのほか大変なんだなあと、風景写真家の苦労に思いを致しました。

          *          *          *

 それでは前編と同様、以下、ほんの一部ながら写真を中心にご紹介します。よろしければお付き合いください。――

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初秋の気配漂う尾瀬ヶ原にて(前編)

 長男の学童保育も休みとなる盂蘭盆(うらぼん)に、尾瀬ヶ原を周遊してきました。7月の尾瀬沼周遊(第366号以下を参照)に続き今年4回目となる尾瀬は、長男に加え、ぜひとも行ってみたいと言う母親も連れた3世代の山行に。尾瀬の魅力を存分に感じてもらえるよう、今回も山小屋泊まりで行ってきました(何より自分がそうしたかった!?)。

 立秋を過ぎても平地では猛暑が続いていますが、尾瀬では暦どおり、早くも秋の気配が感じられるようになります。ニッコウキスゲが咲き終わり、コバギボウシ(小葉擬宝珠)やサワギキョウ(沢桔梗)といった紫色の花々に、黄色のオゼミズギク(尾瀬水菊)が湿原を彩り、秋の装いを始めるのです。尾瀬ヶ原の夏本番の景色、とくに私が見たいと思っている緑鮮やかなヒツジグサは、やはり7月下旬までのようです(来年の尾瀬行きの時期はこれで1つ決まり?)。

 以下、ほんの一部ながら写真を中心にご紹介します。よろしければお付き合いください(3世代山行の話はほとんど出てきません)。

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初日、朝方の天気は曇り、6時の鳩待峠は霧雨だった。山ノ鼻の尾瀬植物研究見本園にある池塘にて、右手前がオゼミズギク。午前9時頃。

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登記情報提供サービスはリアルタイムではない!

 登記情報提供サービスとは、「電気通信回線による登記情報の提供に関する法律」に基づき、登記簿に記録されている全国の登記情報を、インターネットを利用して利用者のパソコン等の画面に表示する有料サービスです。
 私が司法書士になった1994年当時、登記簿を見るには、とにかく管轄の法務局(登記所)に行かねばなりませんでした。そして、「閲覧」といって、紙でできた現物の登記簿を見ながら、メモ用紙に鉛筆で一字一句違えぬよう書き写すのが一般的でした。その作業を事務所に居ながらできてしまうようになったのですから、それはそれは画期的で、いまや無くてはならぬインフラとして事務の効率化や省力化に寄与しています。

 さて、サービスの細かい内容はさておき、提供される登記情報はいつの時点のデータなのか、という関心があります。公式にアナウンスされているのは、請求した時点、すなわちリアルタイムの情報だということになっています。私を含めほとんどの司法書士がその認識で利用しているはずです。

●登記情報提供サービスHPの「よくあるご質問」のQ8Toukijouhou_q8

 ところが、そのリアルタイム性に疑問を投げかける事象に出くわしました。守秘義務の関係で詳細をお示しできませんが、ある不動産に対するオンライン申請で、「申請確定」させたのち、11時19分に申請が受け付けられた旨のコメント情報が到達している案件がありました。
 コメント情報の到達から約3分後、当該申請にかかる不動産の登記情報を誤って請求してしまったところ、通常表示されるはずの「登記中」のエラー画面ではなく、なんと登記情報が表示されてしまったのです。表示された登記情報のヘッダーには、「2010/08/03 11:22 現在の情報です。」と書かれていました。そう、タイムラグの存在です。

 表示される都度465円かかってしまうので何度も試すことはしませんでしたけど、今回表示された情報は、まちがいなく「請求した時点」の情報でなかったことだけは確かです。登記情報提供サービスの情報はリアルタイムではない、ということが実証されてしまったのです。3分差とはいえ、これは大きい! 紙の時代には「当たり前」だったタイムラグは、両者がオンラインでは「あり得ない」「あってはならぬ」事態ではないでしょうか。

 順位確保のため“ギリ”を追求する事案などで『登記情報提供サービス』を過信するのは、禁物のようです。

●登記手続き中の場合には、このような画面が表示されるはずなのだが…Toukijouhou_error

(第371号)

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