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日司政連幹事長、収支報告書の虚偽記載を否認へ

 日本司法書士政治連盟(日司政連)が発行した「飛翔速報版(2010年4月28日発行No.54)」を入手しました(pdf 112.2K)。これによると、4月17日開催の日司政連第40回定時大会において、政治資金規正法違反容疑での被告発人(*1)である芝将宏幹事長から、政治資金収支報告書の事務について、「現時点までの経緯と事実に関する詳細な報告と説明が為された」とされています(*2)

 注目すべきは、
 1)「埼玉の会員の指摘の中に」
 2)「明らかな事実誤認や誤解に基づく主張があること」

 という記載です。

 私は、日司政連の会員ではありませんが、仮に「埼玉の会員」が私のことだとすると、私の主張には、「明らかな事実誤認や誤解に基づく主張がある」のだそうです(*3)。言い換えると、日司政連は、これまでの虚偽記載を認める幹部らの発言(*4)をひるがえし、否認へと転じる姿勢を公式に明らかにしたということです。
 しかしながら、「埼玉の会員の指摘の中」のどの事実が「明らかな事実誤認」なのか、また「誤解に基づく主張」なのかは、何一つとして記載されていません。
 このような反論をする以上は、『相手の○○○○という主張は誤認誤解で、事実は△△△△だ。』と具体的に述べる必要があります。なのに日司政連の主張には、この「○」と「△」にあたる部分が皆無なのです。全く話になりません。

 よって、日司政連は、
 1)について具体的に誰を指しているのか、
 2)について「明らかな事実誤認や誤解に基づく主張」とは具体的にどの事実について述べたものなのか、
 そして3)として、2)を根拠付ける具体的事実、
 以上3点を今すぐ明確に
する必要があります(日司政連による公表を求めます)。

 ところで、本件「飛翔」には、一般の市民感覚では理解できないような驚きの事実も、誇らしげに記載されていました。
 なんと、この定時大会には、千葉景子法務大臣や加藤公一法務副大臣が来賓出席し、祝辞を述べたとされています。大会後の懇親会には、中井治国家公安委員長が同様に出席し祝辞を述べています(*2)
 幹部らに対する告発状が受理され捜査対象となっている一政治団体の会合に、現職の正副法務大臣という捜査機関のトップらが参会し祝辞を述べる事態。果たしてこれで、「不偏不党・厳正公平」なる捜査(*5)は確保されるのでしょうか。捜査の結論によっては、検察審査会の判断を仰ぐことも視野に入れる必要がありそうです。

          *          *          *
<補注>
*1 2010年2月19日付けにて東京地検特捜部が告発状を受理。詳細は当ブログ第308号(2010年2月)参照。
*2 日本司法書士政治連盟滋賀会のブログに本定時大会の模様を伝える記事あり。
   http://seirenshiga.blog45.fc2.com/blog-entry-84.html
   http://seirenshiga.blog45.fc2.com/blog-entry-85.html
*3 文脈上、私のことを指しているとしか読み取ることはできない。
*4 文書及び報道には次のようなものがある。
 ・平成21年10月21日付け日司政連発第091009号「質問状の件」。詳細は当ブログ記事第271号(2009年11月)を参照。
 ・2009年11月13日付け週刊法律新聞第1830号
 ・2009年12月12日付け日本経済新聞朝刊。詳細は当ブログ第288号(2009年12月)を参照。
*5 検察庁ホームページ(http://www.kensatsu.go.jp/)の「検察庁の業務」参照。

(第349号)

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