鉄分も補給する奥武蔵ハイク
奥武蔵を縦断する西武線。池袋や川越から1時間、運賃にして500円ほどで車窓は山岳風景になります。西武秩父線の起点となる吾野駅と子ノ権現(ねのごんげん)や伊豆ヶ岳を結ぶハイキングコースには、列車を俯瞰気味に見る場所があります。
そこを通りがかったら、ちょうど眼下に白い電車がやってきました。白い電車は、ゆったりしたセミクロスシートのボックス座席が並ぶ4000系。ふだんは飯能-西武秩父間でのローカル輸送を担っていますが、土休日には快速急行として、池袋から秩父鉄道へと直通する行楽列車に変身します。
奥武蔵ハイカーにとって便利で快適な車両は、あの大好きな、日光や会津への東武快速電車(6050系)を彷彿させます。平日も、そして新宿線にも、せめて日中の快速急行だけでいいから、この車両で運転してくれないかなあ――。以上、テツの妄想でした。
【写真】西武秩父線西吾野-吾野にて撮影。右上のピークは大高山(標高493m)。
(第344号)
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