川越夕景(24)
前号にて、たっぷりとお伝えした明見院の桜。今号はその夕景です。
満開の桜を夕陽に透かすと、小さな花たちの一つ一つが輝いて見えます。この花すべてが、きゃしゃに垂れる枝たちを通じ一つに繋がっている神秘。夕暮れ時のシダレザクラの煌びやかさには、神通力が宿っているように思えてなりません。
逆光の桜写真(上)はハイリスクハイリターン。とくにこの場所は、ほぼ真逆光になるうえ、絵を台無しにするような看板類が映り込んでしまうウルトラリスクもあります。それらを承知のうえで、この天気、この時間、この角度でしか見ることのできない、この桜の、この表情を写し撮ってみました。――ハイリターンはならず、でしたけど。
本記事の写真は、いずれも明見院にて2010年3月27日撮影(Panasonic DMC-LX3)。
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