続・中院の彼岸桜が満開に
中院山門前の満開エドヒガン 2010年3月30日撮影 Canon PowerShot S90
絞り優先AE,Tv1/1000,Av4.0,ISO80,露出-1/3,WBオート,28mm
川越市小仙波町にある天台宗の寺院「中院」ではいま、シダレザクラが満開の見頃を迎えています。平日であっても、観桜で往来する人が途絶えることはありません。重そうな三脚を抱えたカメラマンも大勢います。
中院といえば、枝垂桜で有名。写真師たちは、それ目当てに集まります。咲きこぼれているエドヒガンの下を素通りして、みなシダレの方へと吸い寄せられていきます。雲一つなく透き通った空を背景として、彼岸桜がこんなにも大きくばっちりと浮かび上がっているのに、勿体ない! これを撮らぬ手はありません。
前回も引用した森山直太朗の『さくら』から、今度は3番。♪さくら さくら いざ舞い上がれ 永遠(とわ)にさんざめく光を浴びて――を思い起しながらも、私には、桜自らが光を放っているよう見えました。桜の妖術に違いありません。そう。桜は、妖怪なのです。
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