一太郎2010を買ってはいけない
私は、文章の起案や編集を、専ら「一太郎」で行っています。一太郎の使い始めは1994年、司法書士の登録をした年でした。当時のバージョンは「5」で、Windows95の登場前。商品はフロッピーで提供され、5~6万円ほどもする高価なモノだったと記憶しています。
以来、一太郎は、一貫して私の仕事を支えている大切な道具の一つです。日本語ワープロ市場がWordに席巻されようとも、一太郎が一太郎であり続ける限り、私は乗り換えるつもりがありません。一太郎ユーザーの多くも、同じ気持ちで一太郎を愛しているのではないでしょうか。
先月、その最新バージョンとなる「一太郎2010」が発売されました。『一太郎をご愛顧いただいている皆様へ感謝の気持ちを込めた「25周年記念パック」をご用意…』という宣伝文句です。いまや一太郎は、バージョンアップ版などが1万円もせず手に入ります。さっそく購入し、るんるん気分で更新しました。
しかし! インストール作業を終え、保存してある起案中の文書を読み込んだところで衝撃が走りました。なんだ、なんだこれは、どういうことだ、これじゃぁ、あのクソWordといっしょじゃないか!!(悲鳴)
●文章だと分かりづらいので、実際の「一太郎2010」での画面をご覧下さい。
ドラフト編集画面での全角と半角のスペース(空白)表示が、白抜き四角記号「□」と中点「・」の表示とで、容易なる区別ができません(以下3画像ともクリックで拡大します)。
●比較のため、同じ文字列を、以前の「一太郎2008」で表示させた画面もご覧下さい。
テキストを書いていく、という日本語ワープロでの作業の最も根幹にかかわる部分で、どうして、このような致命的ともいえる仕様変更をしたのでしょうか。2010を2008と見比べれば一目瞭然。2010では、こうした記号表示が編集画面上で混在するわけです。これでは、編集ミスが起こってしまいます。一太郎がWordのインターフェイスにすり寄るなど、自殺行為です。
なんか「25周年記念」とか期待もたされたのに……裏切られた感を抱くユーザーは私だけかなあ……?? せめてこのスペース記号表示、薄く破線にするとか、過去のバージョンでの表示も選べるようにするとか、ジャストシステムさん!!
●ちなみに、文章作成ツールとして定評のある「秀丸エディタ」でも、ご覧の表示です。
ふだん、一太郎の良さを触れ回っている私ですが、今回の一太郎は人に勧められませぬ。ジャストシステム社(JS社)に電話で問い合わせたところ、アップデート等で修正対応する予定はないそうです。ここは強く、「一太郎2010」を買ってはいけない、とアピールします。
(第320号)
※本件仕様変更の経緯及び理由等に関するJS社の見解を、コメント欄に掲載しました。併せてご覧下さい。
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コメント
貴重な情報ありがとうございます。
「私は一太郎派です。ワード嫌いなんです」と触れ回っている私にはありがたいアドバイス。
買わないようにします!
投稿: anego | 2010年3月26日 (金) 08時58分
anegoさん、ご無沙汰しております。コメント頂きありがとうございます。
私は、さっそく環境を「2008」に戻しました。問題としている仕様は「2009」から採用されたそうです。「2009」へのバージョンアップは見送っていたので、“改悪”に気付くのが遅れてしまったのは残念ですね。
なお、次のコメント欄をご一読下さると、anegoさんも、別の観点からの改善要望をJS社に届けたくなりますよ、きっと。例えば、ATOKの校正支援機能に「させていただきます」表現を指摘するようにした方がいい、とか。期待しています!
投稿: 鉄まんアトム | 2010年3月26日 (金) 16時51分
JS社の「ジャストシステムサポートセンター」からの回答を受け取りました。私が問題としている仕様変更について、JS社にはJS社なりの言い分もあるようです。
なので、公平性の観点から、回答の本文全文を以下に引用することにします。なお、本記事を公表していること、メールを公表することなどは、JS社に予めお知らせ済みです。
* * *
【不必要と思われる改行を「/」に置き換えました。以下、引用します。】
広田 博志様
このたびは、お問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
ご連絡いただきました一太郎2010の件につきまして、以下、ご確認の程、/よろしくお願いいたします。
■お問い合わせ内容
スペース記号表示をすると全角のスペースは□、半角は・と表示される。
これでは中黒点と違いが分からない。
■回答
スペース記号の表示仕様を変更いたしました経緯を、先に/ご説明させていただきます。
従来から[タブ・スペース記号表示]を行った際に/「『全角スペースなのか半角スペース2つなのか』を一目で/ストレスなく見分けたい」と他のお客様から複数のご要望を/いただいておりました。
これをもとにご使用の目的や背景などの調査を行い、/タブ・スペース記号表示の仕様を再検討した結果、/一太郎2009から現在の全角のスペースは「□」、半角は「・」と/表示する動作に変更いたしました。
また、中黒点「・」と半角スペースが混在した場合の画面表示に/つきましてはご指摘の通り、見分けづらいかと存じますが、/機能の使用頻度、製品における機能のバランスなども考慮し、/最終的に、今回の仕様に変更することにいたしました。
当社では、製品仕様の決定は、機能をご使用いただく/目的(用途・背景)などを分析しながら、また、製品工程と/商品性など全体のバランスなども併せて検討し、製品への反映を/検討させていただいております。
今回の広田様のお問い合わせ内容につきましては、弊社技術部に/申し伝えさせていただきました。しかしながら、一太郎2009発売以降、/スペース記号表示の仕様変更につきまして、他のお客様から/使いづらいとのお問い合わせが寄せられていないことや、/上記のような製品仕様決定の経緯から、現時点におきまして/一太郎2008以前の表示仕様に戻す対応を行うお約束は/いたしかねる状況でございます。
今回は、広田様のご期待に添う回答とならず、大変恐縮ではございますが/ご理解、ご容赦賜りますようよろしくお願い申し上げます。
今後も弊社では、お客様のご要望や他製品との機能比較などの情報収集、/確認を行い、よりお使い頂きやすい製品のご提供に努める所存で/ございます。
これからも、弊社製品に対するご意見・ご要望などございましたら、/是非ともお寄せいただきますようお願いいたします。
以上、弊社からのご連絡とさせていただきます。
今後とも、より一層のご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
2010年3月26日
--------------------------------
株式会社ジャストシステム
ジャストシステムサポートセンター
担当:****
--------------------------------
投稿: 鉄まんアトム | 2010年3月26日 (金) 16時53分
私も民族派、一太郎ユーザーです。ご指摘の件、これは慣れで解決するのではないでしょうか。いずれ慣れます。ジャストシステムユーザー番号が95から始まる、一太郎ユーザーでした。
9を飛び越えて2010に私もしました。
投稿: emory | 2010年3月27日 (土) 14時08分
emoryさん、はじめまして。コメント頂きありがとうございます。
民族派、というと民族主義やナショナリズムを連想してしまうので、私は、Wordに対しての国産派とでも申しておきましょうか。
要は慣れだ、と自分に言い聞かせるしかない。そのとおりなのでしょうが、操作は慣れても画面表示はなかなか…。
一太郎は、カスタマイズ性に優れていて、“自分仕様”にできるところにも魅力があります。MS-DOS時代の操作方法をいまだに継承し、Windows型との選択ができるよう新旧ユーザー双方への配慮というか柔軟性もあります。一太郎だから使い続けているのではなく、つまるところ、一太郎が使い易いから使い続けているわけです。
JS社には、そこのところを勘違いしてもらっては困ると思います。一太郎がWord化していってしまうのなら、ふつうにWordを使ったほうがマシかな。毎年バージョンアップとか、近ごろユーザーは蚊帳の外である気がしてなりません。
投稿: 鉄まんアトム | 2010年3月27日 (土) 23時01分
記事を読んで、とても共感いたしました。
今回、一太郎2007から2010にバージョンアップしたのですが、スペース記号の変更には納得がいきません。フォントサイズが他と変わっているなど、なんらかのミスがあったときに、以前の記号の方が圧倒的に視認性が高いと思います。一太郎だけ2007に戻すか検討しているところです。
Wordとどんどん似てきているような感じがしますが、残念でなりません。
投稿: アリョーシャ | 2010年10月26日 (火) 03時10分
アリョーシャさん、はじめまして。コメント頂きありがとうございます。
取り上げた表示仕様変更の見直しをジャストシステム社に電話でも伝えましたが、「こっちの方が見易いと思いますけど」と、なぜかサポート電話受付の女性に反論されました。それに加えて「そんな苦情はあんたが初めて」といった趣旨の言動で、選択可能にする修正の検討すらしないということでした。4つ上の3月26日付けのコメントをご参照下さい。
私のブログを、「一太郎2010」「スペース表示」「使いづらい」など検索キーワードで閲覧される方が継続的にいらっしゃいます。しかも記事公開直後より、最近のアクセスの方が多いように見受けます。一太郎2009以降のスペース表示が分かりづらいという潜在数は、きっとかなり多いのではないでしょうか。
アリョーシャさんも、ぜひJS社に改善要望をしてみて下さい。声を届けないと、次期バージョンでの改善もないでしょうから。
投稿: 鉄まんアトム | 2010年10月26日 (火) 12時32分
こんにちは。一太郎のスペースの表示色を薄くできないか、調べていて、このブログに行き当たりました。ワードに似てきていたんですね。私も、この仕様には反対です。
ところで、私たちは、未だに一太郎の13という古いバージョンを愛用しています。ATOK自体はバージョンを時々上げていますが、一太郎自体は、一切バージョンアップしていません。
その理由は、自分たちがやろうとしている仕事のための機能は、一太郎13で完全に満たされているからです。シートの切り換え、ドラフトモードでの編集、先指定、コピー時の形式選択、ナレッジウィンドウ、連番挿入と連番参照、などの機能は一太郎13から搭載されており、一定量の日本語文章を作成するためにこれ以上の妙な機能は必要としません。画像の挿入などをする必要が全くない仕事のために使っています。
今回は、たまたまワードから一太郎に乗り換えたいというメンバーがいて、彼が「ワードのようにスペースの表示色を薄くできませんか」というので、ちょっと調べてみたのです。
私たちのような使い方は特殊でしょうけれど、毎年のようにバージョンアップする必要はそもそも、皆さんにもないのではないでしょうか。いっそ古い一太郎で10年使う、と決めてはどうでしょうか。ATOKは三年に一度くらいバージョンアップすることにして。ジャストシステムが倒産する? それは困りますが・・・。
TAKACAT
投稿: TAKACAT | 2010年10月26日 (火) 19時03分
TAKACATさん、はじめまして。コメント頂きありがとうございます。
そうですね~おっしゃるとおりだと思います。前は一太郎の付属品的存在だったATOK。いまや立場が逆転し、一太郎がATOKのオマケみたいな状態になってしまいました。私は、お布施のつもりで、2年に1度のver.upをしてきました。大して値段も変わらないのでいつも両者セットで買っていましたが、今後は見直すつもりです。
それにしても、WORDユーザーを取り込むべくWORDライクにしたつもりが「ワードのようにスペースの表示色を薄くできませんか」では笑い話にもなりませんね。
投稿: 鉄まんアトム | 2010年10月27日 (水) 13時00分
同じく川越在住の者です。
全角スペースを□で表現する手法は、一太郎が登場する前に主流だった管理工学研究所の「松」というワープロからあります。
初期は色も変えられず、分かりにくかったものです。1987年発売の「新松」で色を変えられるようになりました。
当方はジャストシステムのベータテストにも参加しており、2008年にこの表示を提案したことがあります。理由としては、一太郎Lite2でも全角スペースを□で表現しているので統一したらどうかと。
だから、「Wordライク」という言い方に抵抗があります。もともと草創期から日本語ワープロソフトの多くはそういう表示をやっていたんですから。
ただ改善すべきところはあり(一太郎Lite2のように自由に)表示色を変えられるようにするなど提案したこともあります。
この意見が反映されるか分かりませんが……。
投稿: oygs221 | 2010年12月 4日 (土) 21時19分
oygs221さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
前に勤めていた職場が「松」でした。懐かしいですね。ただ私自身は、絶賛されていた「松」よりも、ワープロ専用機の方がはるかに使い易かったと記憶しています。Windows95が登場する前で、パソコンでワープロを使うためには、前提としてMS-DOSの知識が必要だった時代です。
ところで、「WORDライク」のライクとは、「~のような」とか「~に似ている」という意味で使用したつもりです(大辞林第三版など参照)。WORDとの比較においての文章や表現であり、由来や起源を意味しているわけではございません。ご理解いただきたいと存じます。
そもそも「全角スペースを□で表現する手法」は、当時のディスプレイの解像度の低さなどハード側の制約による面が大きかったと理解しております。そういう制約は過去のものです。
表示を統一していくことは、ユニバーサルデザインの考え方からも重要なことなのでしょうが、悪い方に合わせてしまっては元も子もありません。現状は、かつての「色も変えられず、分かりにくかった」時代に逆戻りしてしまっているわけです。せめて色が変えられるようになるなど、oygs221さんのご意見が反映されるといいですね。
投稿: 鉄まんアトム | 2010年12月 4日 (土) 23時32分
横書き文書作成と全く同様の操作で縦書きでできない限り買わない。書店に並んでいる書籍で、日本的ワープロに必須の縦書きの書籍の数を見てご覧。
小技を山ほどつけても、全く意味なし。日本語を扱うソフトなら、縦書きが出来ることが最強の売りになる。
分からないかな?こんな事を書くと、受付担当者は必ずボツにするだろうが、こういう意見こそ今後の一太郎とWORDを差別する最強の武器となる。
投稿: 山田太郎 | 2011年12月 9日 (金) 04時42分
山田太郎さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
縦書きは、日本語ワープロとして基本機能の1つ。思考に影響を与えないよう、設計上、最優先にて配慮されるべきは私も同感です。縦書きを重視する人は案外と多いのか、原稿書きに定評ある「ポメラ」の最新機種でも新たにサポートされましたね。
投稿: 鉄まんアトム | 2011年12月 9日 (金) 17時06分
私も一太郎ファンでした。ところがジャストシステムはサポートが不十分です。自分の製品をサポートするのに、「解りません」という答えはないです。
また一太郎13は*.epub形式で文章を保存出来ますが、これがエラーだらけでどうしようも有りません。
サポートに言ったら製品版でも同じです。としゃあしゃあと言います。
確かにepub3は問題有りますが、それを製品として金を取り、指摘したらケツまくるという態度は許せません。
金取らないで、サポートに金を取るというならまだ解ります。製品に金を取る以上、その責任はちゃんと果たして貰いたいし、客から指摘されたエラーはすぐ直してサービスパックで対応すべきです。
私は今後一太郎というかジャストシステムの製品は買いません。あんな無責任は会社は有りません
投稿: 葛飾の住民 | 2013年6月 4日 (火) 15時16分
2006太郎ユーザーです。
今日、会社用で2015をダウンロードで買って
機能ダウンしている部分があり
「えっなんで!」っとかなりショックを受けました。
かゆいところに手が届く機能が削られて、
まったく文書作成とは無関係なところに力を入れていく・・・
一太郎もそろそろ終わりかなぁ・・・
虚しい気持ちで「一太郎 使いにくく」で検索してたどり着きました。
しかし進化するならまだしも退化していくことはあったのですね。非常に居た堪れない気持ちです。
投稿: はらたつのり | 2015年10月 7日 (水) 20時47分
はらたつのりさん、はじめまして。
もうこの記事を書いてから5年経っているんですね。その後xpのサポート終了のWin7対応で仕方なく2010にして、今度はWin7が手に入らなくなり今年Win8対応で、これまた仕方なく2015を買いました。ですがWin7マシンは2010のままでアップさせていません。
退化していくんでは、昔のZaurusみたいに、そのうち誰にも知られず消えて無くなってしまいそうです。
投稿: 鉄まんアトム | 2015年10月 8日 (木) 16時58分
・ □とスペースについて
□とスペースは字が違います。特に私は
□ あいうえお・・・ とか
○ あいうえお・・・ という表記をよく使いますが、これが
□□あいうえお・・・ とか
○□あいうえお・・・ と表示されると、見分けがつかず非常に困ります。
特にこういう表記のゆれは、法曹、学者、官庁、書士、技術系、各専門職の方々にとって、非常に困るのではないのでしょうか。例えば条文なんかは、句点や空白1つで意味や解釈が違ってきます。大きな影響があるわけです。
先日、某官庁で一太郎をやめてWORDにするという記事を見ましたが、とうとう××ったかと思いました。私は官僚の経験はありませんが、「WORDで(改正法の)新旧対照表(しかも縦書き)を作れ、○月○日までに官報を出すから△日までに仕上げろ。」なんて言われたら、ぞっとすると思います。
(余談ですが官庁に限らず、もともと一太郎を見たことがない(使ったことがない)人にとって、結局「(本当は一太郎より高いけれど)WORDはただだよね、金を払ってまでワープロを2ついれておく必要があるの。」という考えに、WORDのここが使いにくい、一太郎のここがいい、だから仕事の効率化を図るため是非とも入れてくれ、と強く反論しないとコスト管理面から外されてしまうことが多いのではと想像します。その他にもいろいろ理由があるとは思いますが。)
ですから、2008に戻した、2009以降は使用しないというスタンスは、「まともな」感覚だなと非常に共感します。
□が入力してあると思っていたが実際は空白だった、ということが起こりうるという状況自体が、まともなはずがありません。
全角空白と半角空白を区別したいのなら、あらかじめ設定しておくか、検索・置換を使えばいいだけです。
ここらへんは感覚の問題で、使用者全体のことをよく考えないと、本当に変な方向に行ってしまいます。
一部の人は満足しているが、声を出さない多くの人が静かに離れていくという結果になり、変更した側は、最近、人気が落ちているなー、ユーザーの意見はよく反映しているのになー、なぜなのかなー、(でも原因がわからない)なんていうことになります。
だいたい、WORDの方に寄っていっても苦労するだけです。私はどうしてもWORDを使わなければならない時は、あらかじめ一太郎風にカスタマイズしたWORD白紙(あらかじめスペースを2ページ分ベタ打ちし、一太郎のようにどこにでも字を打てる)を使うか、一太郎に読み込み>一太郎で編集・完成>WORD形式で保存 という手を使います。
他にも、マルチシートがないWORDは本当に使いづらいです。
ちなみに、私は13、2005、2016を持っていますが、記事を拝見し、とりあえず2008を確保しました。
今は2005で満足していますが、後々入手困難となった時に後悔しないためです。
・ 何かの参考に 2005、2008、2016の使い心地
私も文書作成は13で満足していたのですが、それぞれの購入理由は、次のとおりです。
2005>画像を文書に取り込む必要があり不便を感じて購入
2016>ATOKがPC環境にはじかれるようになり、新規ATOK導入目的で購入
○ 2008と2005について
2008を起動してみましたが、特に2005との差異は感じられないし、なんとなく2005より画面が暗
いような気がします。調整すれば変わるのでしょうが、とりあえず2005をメインにしていいかなと思って
います。それとファイルのロゴマークが、2005の方がいい感じです。
○ 2016と2005について
ATOK2016が目的で、一太郎2016には全然期待していなかったのですが、一応起動をして使っ
てみると「重い」「遅い」と感じてしまいます。マシンの能力のせいかもしれませんが、2005の軽快さに
比べかなり見劣りします。
そのため今は、スタートメニュー(プログラム)に2005、2008、2016を入れ、普段は2005を使い、
2016は必要な時のみ使用しています。
・ 最後に
そして、今後起こりうことを予想し、ATOK連携の「スーパー大辞林3.0+敬語のお辞典」も入手しました。
今まで辞書は購入していませんでしたが、この記事と最近の流れを考えると、今が購入する最後の
チャンスかもしれないとも思えるのです。幸い非常に安価で入手できました。
購入のきっかけを戴きありがとうございました。この記事が本当に参考になりました。
お礼申し上げます。
投稿: 2005 | 2022年3月12日 (土) 15時06分
・ □とスペースについて
□とスペースは字が違います。特に私は
□ あいうえお・・・ とか
○ あいうえお・・・ という表記をよく使いますが、これが
□□あいうえお・・・ とか
○□あいうえお・・・ と表示されると、見分けがつかず非常に困ります。
特にこういう表記のゆれは、法曹、学者、官庁、書士、技術系、各専門職の方々にとって、非常に困るのではないのでしょうか。例えば条文なんかは、句点や空白1つで意味や解釈が違ってきます。大きな影響があるわけです。
先日、某官庁で一太郎をやめてWORDにするという記事を見ましたが、とうとう××ったかと思いました。私は官僚の経験はありませんが、「WORDで(改正法の)新旧対照表(しかも縦書き)を作れ、○月○日までに官報を出すから△日までに仕上げろ。」なんて言われたら、ぞっとすると思います。
(余談ですが官庁に限らず、もともと一太郎を見たことがない(使ったことがない)人にとって、結局「(本当は一太郎より高いけれど)WORDはただだよね、金を払ってまでワープロを2ついれておく必要があるの。」という考えに、WORDのここが使いにくい、一太郎のここがいい、だから仕事の効率化を図るため是非とも入れてくれ、と強く反論しないとコスト管理面から外されてしまうことが多いのではと想像します。その他にもいろいろ理由があるとは思いますが。)
ですから、2008に戻した、2009以降は使用しないというスタンスは、「まともな」感覚だなと非常に共感します。
□が入力してあると思っていたが実際は空白だった、ということが起こりうるという状況自体が、まともなはずがありません。
全角空白と半角空白を区別したいのなら、あらかじめ設定しておくか、検索・置換を使えばいいだけです。
ここらへんは感覚の問題で、使用者全体のことをよく考えないと、本当に変な方向に行ってしまいます。
一部の人は満足しているが、声を出さない多くの人が静かに離れていくという結果になり、変更した側は、最近、人気が落ちているなー、ユーザーの意見はよく反映しているのになー、なぜなのかなー、(でも原因がわからない)なんていうことになります。
だいたい、WORDの方に寄っていっても苦労するだけです。私はどうしてもWORDを使わなければならない時は、あらかじめ一太郎風にカスタマイズしたWORD白紙(あらかじめスペースを2ページ分ベタ打ちし、一太郎のようにどこにでも字を打てる)を使うか、一太郎に読み込み>一太郎で編集・完成>WORD形式で保存 という手を使います。
他にも、マルチシートがないWORDは本当に使いづらいです。
ちなみに、私は13、2005、2016を持っていますが、記事を拝見し、とりあえず2008を確保しました。
今は2005で満足していますが、後々入手困難となった時に後悔しないためです。
・ 何かの参考に 2005、2008、2016の使い心地
私も文書作成は13で満足していたのですが、それぞれの購入理由は、次のとおりです。
2005>画像を文書に取り込む必要があり不便を感じて購入
2016>ATOKがPC環境にはじかれるようになり、新規ATOK導入目的で購入
○ 2008と2005について
2008を起動してみましたが、特に2005との差異は感じられないし、なんとなく2005より画面が暗
いような気がします。調整すれば変わるのでしょうが、とりあえず2005をメインにしていいかなと思って
います。それとファイルのロゴマークが、2005の方がいい感じです。
○ 2016と2005について
ATOK2016が目的で、一太郎2016には全然期待していなかったのですが、一応起動をして使っ
てみると「重い」「遅い」と感じてしまいます。マシンの能力のせいかもしれませんが、2005の軽快さに
比べかなり見劣りします。
そのため今は、スタートメニュー(プログラム)に2005、2008、2016を入れ、普段は2005を使い、
2016は必要な時のみ使用しています。
・ 最後に
そして、今後起こりうことを予想し、ATOK連携の「スーパー大辞林3.0+敬語のお辞典」も入手しました。
今まで辞書は購入していませんでしたが、この記事と最近の流れを考えると、今が購入する最後の
チャンスかもしれないとも思えるのです。幸い非常に安価で入手できました。
購入のきっかけを戴きありがとうございました。この記事が本当に参考になりました。
お礼申し上げます。
投稿: 2005 | 2022年3月12日 (土) 15時15分
2005さん、はじめまして。
かなり前の記事にもかかわらず、ご高覧ありがとうございます。
当方ではその後、Windows10への対応のため、やむなく2015へのバージョンアップを行いました。無くなっては困るソフトですが、毎年小出しにバージョンアップを繰り返されると却って手が出しづらい、これが一太郎の現状ですね。
投稿: 鉄まんアトム | 2022年3月14日 (月) 18時09分