書き初めに写経をする
新年の書き初めは、実家にて写経をしました。
精神集中をはかることで心を落ち着かせようと取り組みましたが、肩がこり背中まで痛くなりました。もうトシです。学生時代以来となる写経で、納戸から引っ張り出した書道用具はホコリまみれ。そのせいか鼻水も止まりません。
人が筆先に一画ごと入魂しているなかで、子どもは容赦なく邪魔をしにやってきます。妻までが俗事を話しかけてきたところで緊張が切れ、手から筆がすべり落ち紙を汚してしまいました。妻曰く、「注意散漫」。…煩悩を断ち忘我の境に入るのはラクではありません。
そんなこともあって悟りは開きませんでしたけど、2時間ほどで般若心経276文字を書き上げることだけはできました。
(第297号)
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