川越一番街交通社会実験はじまる
11月7日から23日までの17日間、川越一番街の通称“蔵造り通り”(県道川越坂戸毛呂山線)で自動車の交通を規制する社会実験が行われます。平日の初日となった今日、午前中を中心に周辺道路は大混雑となりました。
蔵造り通りは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、休日になると観光客であふれかえっています。一方で、通りは主要幹線道路でもあり車の往来が激しく、交通事故の危険と紙一重です。安全対策を早急に講じることが求められており、もはや何らかの交通規制は、周辺が混雑しても仕方がない状況と言えます。
今回の実験では、札の辻交差点から仲町交差点(略図のA→B)への一方通行規制が終日行われ、土日の一部時間帯には同区間の車両通行止め規制も行われます。また、実験期間中は、B→A方向の路線バス(平日1日あたり217本)もすべてX→Y→D→Aと迂回して運行されます。川越では、これまでにない大規模な社会実験です。
ただ、周辺の交通や信号に手を加えず規制だけをしているようで、迂回せざるを得ない車は、どうしても、右折、左折、左折、右折(またはその反対)を余儀なくされます。迂回路にあたる各交差点では十分な右折時間が確保されず右折レーンも狭く短いため、1回の信号で数台しか通過できないこともあります。これでは、周辺の渋滞は必然とも言えます。
そこで私案を1つ。どうせ実験をやるのですから、一方通行の規制区間を延ばし周回形態(例えば、A→B→C→D→A)にしたらどうなんでしょうか。さらにABCDの各交差点の信号を3交替制にすれば、どの方向からも車が滞りなく流れることにもなります。常に右折ができるだけでも、車の流れはずうっとスムーズになるはずです。
実験のキャッチフレーズは、「川越の交通をみんなで考える17日間」。さあ、みなさんは、いかがお考えになるでしょうか。2週間は不便を強いられますけど、川越中心市街地の交通が少しでも良くなるようじっとガマン致しましょう。
(第273号)
| 固定リンク
コメント