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2009年9月の4件の記事

つばさ はばたく

 川越を舞台にしたNHK連続テレビ小説“つばさ”の放送が終わりました。
 3月30日から9月26日までの約半年間、日曜を除く毎日、テレビに川越の風景が映し出されました。街のシンボル「時の鐘」の音風景は、全156回に及ぶ番組の随所にちりばめられ、全国へと流れていきました。みなさんはどのようにお感じになりましたか。

P1090464 きのうの最終回を記念して、以前に街頭で配っていた番組宣伝用?のポストカードに、川越郵便局で風景印を押してもらいました。 印面のデザインは、時の鐘、川越城本丸御殿、太田道灌、山吹の花に雁の群れでしょうか。数え切れないほどある『未来に残したい川越の風景』のほんの一部です。これからも、そんな風景の1つ1つを伝えていきたいと思います。今年もまた、まもなく「川越まつり」が巡ってきます。

 * 新たに撮影された「その後の玉木家」も登場するという番組総集編(前後編)が12月末に放送される予定です。また、鏡山酒造跡地内の昭和蔵(川越市新富町一丁目)にて、スタジオセットの再現などの「つばさ展」を10月末まで延長公開しています。

(第257号)

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能登線追憶(9)

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のと鉄道能登線宇出津駅跡 2009年9月20日撮影
現役当時の面影を留め、「半島の夢のせ走るマイレール」の看板もそのまま残る。

 前号(第255号)で書いたとおり、3年半ぶりに能登を訪ねました。
 能登線が廃止されてからすでに4年、ほんの一部を残しレールはすべて剥がされ、駅舎や路盤の破壊転用も進んでいます。穴水から順に各駅跡を回りましたが、どこも雑草に覆われ正視しかねる荒廃ぶりです。
 その積み重ねで辿り着いた宇出津(うしつ)駅跡。ここだけは、現役当時の状態をほぼ維持していました。駅前広場はいまもバスターミナルとして利用され、駅事務室跡には「街の駅 宇出津 ぽっぽ家」という観光案内所を兼ねた売店も営業していました。その店員さんに声をかけると、衝撃的な告知が。ここ宇出津駅跡も、来年までに駅舎もホームもすべて取り壊してしまうのだそうです。

 宇出津は能登線の中間にして最大の拠点駅。奥能登交通の結節点でもあり、それは鉄道がなくなった今も変わりありません。この駅だけはこのまま手をつけず、廃線時に駅構内の車庫に保存した車両を活かし、鉄道記念施設としてあるがままに残してほしかった……。保存車両はいま、なぜか藤波駅付近へと移され藪の中に放置されています。
 まもることができず無くしてしまった鉄道。その跡地などもはやどうでもよい、ということなのでしょうか。……宇出津より先に進む気を失いました。

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現役当時の宇出津駅全景 2004年11月21日撮影

(第256号)

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3年半ぶりの故郷能登

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 この連休、二男が生まれて以来初めて、家族全員で能登に帰りました。
 私一人でみても2006年4月以来3年半ぶり、墓参りにいたっては4年以上もサボり続け、ご先祖に不義理をしていました。墓前で手を合わせると、心の奥につっかえていたものが奥能登の秋の空高く上がっていきました。
 シルバーウィークの高速道路はどこも混雑する一方、能登半島は人も車も少なく空いていました。田んぼは稲刈りの最盛期で、刈り取りを待つ田は黄金色に輝き、刈田には8段掛け以上の稲架(はさ)もあり豊穣の田園風景が広がっていました。長男は、コンバインに乗せてもらい稲刈りの“手伝い”(という名目の体験)もしました。
 “こけ”(キノコをさす方言)の時季には少し早いものの、叔父が山からシバタケを1食分だけ探して採ってきてくれました。これにすりつぶした枝豆を併せた味噌汁は絶品! ほかにも100%自然素材で自家製のところてんに、宇出津(うしつ)港や蛸島(たこじま)港で揚がった地魚などをたっぷりといただきました。
 4日間の食事は、飽きもせず能登の海産物づくし。こうして能登の豊かな「食」を楽しむことで、わずかながら“能登分”を補給し川越に戻ってきました。

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今回の帰省では残念ながら夕焼けには出会えず。それでも円山のシルエットが美しい立戸ノ浜(たっとのはま)の黄昏情景を見に行った。“あいの風”が吹くとこの浜は凪ぐ/石川県鳳珠郡穴水町沖波地区にて

*関連記事 ふるさと能登(第100号)

(第255号)

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ヤマドリゼンマイ燃ゆる初秋尾瀬ヶ原

 みたび尾瀬に行ってきました。
 9月中旬のごく短期間だけというヤマドリゼンマイが黄や橙に染まるようすを、一目みたいと思って訪れました。この日、尾瀬の最低気温は4℃。すでに尾瀬ヶ原の草もみじは始まっていて、今年は、例年に比べ秋の深まりも早いようです。
 きょう目指すのは、中田代のヨッピ橋と竜宮十字路を結ぶ“ヤマドリゼンマイロード”。この道の両脇にはその大群落が広がっています。雨のち曇り時々晴れ一時にわか雨で強風という天気の中、雨具着用で尾瀬ヶ原を東進します。

 山の鼻から2時間、つい1カ月前には緑一色だったゼンマイロード周辺は、緑、黄、橙、赤、茶がパッチワークのごとく広がる風景に変わっていました。そこには、狙いどおりの色合いをしたヤマドリゼンマイも。この燃えるような秋景色の中を1時間半ほど行ったり来たり。訪れる人もまばらな9月上旬の平日、続く木道の先にも後にも人はおらず、しばし尾瀬をひとりじめです。

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尾瀬ケ原中田代 ヨッピ橋近くのヤマドリゼンマイ群落と至仏山

 ただ…。

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