はるかな尾瀬
尾瀬を代表する一風景。湿原に点在する大小の池塘や浮島、それらを縫うよう続く木道に登山者の姿。正面は至仏山(2228m)。
尾瀬に行ってきました。
妻と長男は初体験、私は10年ぶりの訪問です。
日帰りで朝は3時起き、4時に家を出て7時には鳩待峠の登山口に立っていました。登山といえば、登って下りるというのがお約束。しかし、鳩待峠から尾瀬ヶ原を往復する場合は逆で、行きに下って帰りに登ります。
出発前に、「どこ行くんだっけ? ゼニ? ニゼ?」と寝ぼけた長男。なぜか初の車酔いでヘロヘロゲロゲロな状態に。鳩待峠に辿り着くや、「もう帰る」「山登りなんかしたくない」の超絶ネガティブモード。30分ほど休んで落ち着かせ、「ちょっと行ってダメそうなら戻ろうか」とあやし登山道へ導きました。石段や木道が気に入ったのか、10分と経たず“復活”。最終的に竜宮まで足を伸ばしました。
至仏山に燧ヶ岳も見え、見頃の花は、ワタスゲ、ニッコウキスゲ、カキツバタなど。私の大好きなヒツジグサは全然咲いていませんでした。正午前に山の鼻へと引き返して昼食。午後の天気予報は雷雨。灰色の雲が広がり雨が落ちてきたので、止むのを待って早々に下山。14時前には鳩待峠に戻りました(歩行距離約15km)。
長男は、山の鼻へ下る木道で滑って尻餅1ツキ。よそ見で木道から3回も転落。妻は、尾瀬ヶ原のど真ん中で“トイレ”を所望。ケガをせず帰ってこられたのが奇跡のようなオゼ探勝でした。つぎは泊まりで味わいたい。“シャクナゲ色に黄昏る遠い空”を見てみたい。家族が付き合ってくれるか??ですけど。
池塘に浮かぶヒツジグサ。未の刻=14時頃=に咲くと云うのが名前の由来。池の水面には雲や空が映ります。昼前のこの雲の色は撤収のサインですね。写真は、いずれも尾瀬ケ原上田代にて(Panasonic LUMIX DMC-LX3)。
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(第237号)
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