15年前、悲別で
15年前の1994年5月13日、私は、学生時代の友人たちとともに、北海道の「悲別(かなしべつ)駅」にいました。悲別駅とは、1984年のテレビドラマ「昨日、悲別で」(脚本:倉本聰)のロケ地となったJR函館本線上砂川支線(砂川-上砂川間7.3km)の上砂川駅のことです。
上砂川支線は、独立した線名を持たず、函館本線という大幹線の一部という扱いであったことで、国鉄ローカル線が相次いで廃止された時代にあって奇跡的に生き延びることができた鉄道路線です。この日、列車は超満員、駅も大混雑でした。
北海道を舞台にした倉本作品といえば「北の国から」があまりにも有名ですが、「昨日、悲別で」の評価も高く、こちらのDVDなどが一切存在しないことは、もったいない、としか言いようがありません。
私たちが訪問した3日後、上砂川支線とともに悲別駅は廃止されました。「いつかまた、悲別で-」が叶うよう、悲別駅は位置を変えながらも保存されているそうです。
(第214号)
| 固定リンク
コメント
悲別駅,あったんですね。
たぶん夕方に再放送していた「昨日、悲別で」を見ていました。
丸坊主のガキんちょでしたが,「風」が歌う「22才の別れ」が,何とも切なく悲しく響いていたことを覚えています。
DVDなどが一切存在しないんですか。残念です。
投稿: ヤッジー | 2009年5月14日 (木) 18時47分
ヤッジーさん、コメントありがとうございます。
そう、エンディングが「22才の別れ」でしたね。
♪あなたは あなたのままで 変わらずにいてください そのままで
投稿: 鉄まんアトム | 2009年5月15日 (金) 12時25分