慈眼寺夜桜
当ブログ第190号「川越夕景(13)」で紹介した坂戸市の慈眼寺。その日の夕方、日が沈むまで粘っていたところ、住職さんがライトアップの準備をし始めました。6時過ぎに点灯するというので、そのまま少し待ってみることにしました。
待つこと数十分。日も落ちて空に群青が広がった6時20分過ぎ、一斉に照明が灯されました。桜を見上げると三日月が輝いていました。しかし、日が暮れたら風が吹き始め、三脚も持ち合わせていませんでした。気温が下がり身体はガクブル状態。残念ながら、これでは被写体もカメラもぶれてしまいます。
夜桜。見るのは好きですが、写真はあまり好きではありません。好き嫌い以前にそもそも上手に撮る技量もないのですが、これはこれで一枚キレイに収まったような気がします。いかがでしょうか。
慈眼寺シダレザクラ 2009年3月30日18時35分頃撮影
プログラムAE,Tv1/8,Av2.0,ISO100,24mm,DMC-LX3
あまり好きではないという夜桜の写真をなぜ紹介したのか。それは、夜桜には欠かせないライトアップの準備作業を見聞きしたからです。
住職さんひとりで、いくつもある照明器具を取り付け配線をされていました。それで拝観料を取るわけでもなく境内を開放し、ただみんなに楽しんでもらいたいというボランティアだそうで、その心意気に感服した次第です。
(第192号)
●追加関連記事 雨上がりの慈眼寺しだれ桜(第193号)
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