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代理店・特約店という迷惑の温床

 事務所には、毎日いろいろな人から電話がかかります。
 その一角を占めているのが、私の業務には何の関係もない、電話をかけてくる側の営業活動によるものです。それもアポ取りの電話ではなく、その電話でいきなり営業活動が始まる極めて迷惑なものです。
 こうした電話をかけてくる2本柱は、コピー機やその消耗品等の販売と各種電話会社のサービス付加等の斡旋です。実際の多くは、NTTグループ(NTT東日本やNTTコミュニケーションズ)、KDDI、ソフトバンクなどの通信会社、シャープ、キャノンなど電機メーカーなどで、彼らは一様に各企業の「代理店」「特約店」を名乗ります。いま挙げた企業名は、とくに多く電話のかかってくる会社です。そのほかにも、広告主探しからホームページの制作、事業資金の融資話、保険や証券に先物取引、化粧品や焼酎、なかには墓地の販売に関するセールスまで多種多様です。
 各企業は、こうした代理店等を通じて販路を持ち自社の製品やサービスを売り込み、代理店等は各企業から販売奨励金などを受け取ることで事業を成り立たせているのです。それで代理店等は、電話帳や電話番号順に一方的な電話をかけまくり、相手のことなどお構いなしに営業活動をして契約をかき集めるという段取りなのでしょう。

 不愉快なのは、こうした代理店等のほとんどがビジネスマナーを完全に無視していること。電話応対に差し支えあることを伝えても話しを続ける輩、“社長様”を指名するクセに用件を問うても話そうとせず、こちらから質問するとなぜか命令口調になる輩などです。何度もかけてくるしつこい輩もいますし、話を止めないので仕方なく受話器を置くとすぐにかけ直してきて「ばぁ~か!」と言って切れることもあります。表示される電話番号を見ると、「非通知」が圧倒的に多く、つぎに東京23区の「03」、遠く北海道や九州からのものまで見受けられるから驚きです。
 代理店等を名乗ってこうした迷惑行為が行われている実態は、広く知られた社会問題ではないでしょうか。これが野放しにされている件については、間違いなく各企業本社に責任があります。各企業は、その社会的責任を自覚し、自社の代理店等を名乗る迷惑な営業活動について自主規制策を講じるべきだ、と私は思います。代理店ということは代理人。代理人が本人の名において第三者に迷惑行為をしていることを本人が黙認している以上、本人の責任が問われるのは当然のことです。

 ちなみに、私は、頂いたお電話の内容が私の業務と関係のない先様の営業活動とわかれば、ただちにお引き取り願います。それでもお話しを続ける方に対しては、電話ではなく訪問していただき会ってお話しするよう予約を求めます。その際、私の限られた時間を提供することになるわけですから、然るべく日当を申し受ける旨ご案内しております。残念ながら、現在まで、それでご予約を申し出られた代理店等は1件もありません。

(第202号)

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