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絹と聞いてビールを連想する男

 ヱビスビールをこよなく愛する私も、ビールの新商品に一度は手を出します。
 ヱビスを愛するのはヱビスが美味しいから。美味しいビールであれば、ヱビスだけにこだわるつもりはありません。そうは言ってもこれまで、常時入手できるラガータイプのビールで私のお気に入りに加わったのは、唯一「ザ・プレミアム・モルツ」だけです。
 一方、期間等を限定して発売される商品には、どうしてこれを定番にしないのか不思議に思うほど、上質なビールが数多く見受けられます。その筆頭は「琥珀ヱビス」で、味、色、香り、喉ごし、余韻のどれをとっても最高だと思います。キリンの遠野産ホップを使用した限定一番搾りもなかなか。地域限定モノでは、他を探さずとも「COEDO」という誇るべきブルワリーが地元川越に存在します。これら半分定番ともいえる各種限定商品は、ビールで季節感を味わったり、気分に合わせて選ぶ楽しみをもたらします。

P5000081 昨年の暮れ、サントリーから「モルツ<スノーホワイト>」というビールが期間限定で発売されました。小麦麦芽を使用し“真っ白できめ細やかな泡とまろやかな口当たり”が売り文句でした。同じ頃、サッポロからも「シルクヱビス」というビールを3月に発売すると発表されました。“既存のヱビスビールの原料・製法をベースとしながら、小麦麦芽を一部配合することで、きめ細かい泡、絹のように、なめらかな口当りを実現しました”というのですから、両者のコンセプトはまったくといっていいほど同じです。
 それにしても、絹、真っ白、なめらかな口当たり…。ったく豆腐じゃあるまいし、そんなビールはビールじゃないだろっ、というのが第一印象です。案の定、スノーホワイトは水で薄めたかのような軽いビールで、2度と買う気になれませんでした。期待はしていなかったものの、秋限定の「モルツ<ダークビター>」がとても良かっただけに、限定モノを楽しみにしているビールファンとしては残念でした。

P1030801  それから2カ月ほどが過ぎた3月4日、もう一方のまろやかビールである「シルクヱビス」が発売されました。コンセプトが同じスノーホワイトと中身も同じだったらヱビスは終わるぞ、と正直思いながら純白の装いの缶ビールを買ってきました。苦みの利かない、つるんつるん絹豆腐ヱビスなんか…と思いながら、グラスに注ぐとやはり色は薄め。スノーホワイトの記憶がよみがえってきます。まあ、とにかく飲んでみることにしましょう。
 ・・・ん? これ案外イケるかも、というのが率直な感想。何かの間違いかもと考えながら500mlを飲み干しましたが、結論は出ませんでした。定番ヱビスが土台にあって、その定番よりも麦芽量が多いことが“案外”のポイントなのかもしれません。きちんとした苦みが利いていて、口に合わなかったスノーホワイトとは全くの別物だと断言できます。春だけの限定だというので、とりあえずもう6丁、買ってみることにしますか。

 ところで、絹と聞いてビールが思い浮かぶあなた、飲みすぎにはご用心を。

(第178号)

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コメント

思い浮かんだだけでなく,買いに走った一人です。
ご忠告ありがとうございます。でも,既に飲み過ぎた後です。

暖かくなってきました。シルクヱビスでお花見,な~んていい感じじゃありませんか。

投稿: 白ヱビス | 2009年3月10日 (火) 09時05分

白ヱビスさん、こんにちは。
お花見、いいですね。
本当に一年を通して飲む口実があって、いいですね。

それはそうと、少々体調を崩しました。
そんな状況でも、昼に立ち寄ったコンビニで、ふと目に入ってきた末尾記載のブツを買ってしまいました。試飲のためには早く体調を回復させねば!(白ヱビスさんも試してみて下さい)

限定醸造“モルツ<グリーンアロマ>”

投稿: 鉄まんアトム | 2009年3月11日 (水) 16時43分

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