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九州ブルトレ旅行らくがきノート

 最後の九州ブルトレこと寝台特急「富士・はやぶさ」号への乗車。これにまつわる内容で、すでに3本の記事を書き上げました。思いがぎっしり詰まっていたためか、どれもブログにしては長篇で重くなってしまいました。
 そこで裏話といってはなんですが、道中のこぼれ話を写真とともに記して、一連の紀行文を締めくくりたいと思います。

 それでは、はじめます。・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

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▲東京駅にある大丸デパート地下食品売り場で息子が調達した夕食。オヤジ様としては、銀座スエヒロのステーキ弁当の方がよかったんだけど…。まあ、仕方ない。
 酒も同じ場所で仕入れました。それに駅構内のコンビニで1リットルの水4本、ロックアイス、つまみ1種、あめ2袋を買いました。この時点ではまだ、予め購入していたつまみ&お菓子をすっかり忘れていることに気付いていません。

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▲食事も終わりビールも飲み干しさあもう一杯、というときに、忘れ物に気付きました。やけ酒モードですが、つまみなしのコブつき状態なので自重。みかんはウイスキーには合いませんでした。

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▲いちおう車内を徘徊。手で開けるドアが一般的だった時代に特別な存在だった証拠の「自動ドア」という表示。今は無き「乗客専務車掌」という職名。乗務員室に「CREW」とは、なんとなく格好いいっす。それにむき出しアナログの配電盤。ひとことで言えば、これらはみな『昭和レトロ』です。もうすぐすべて歴史になってしまいます。

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▲徳山あなご弁当。翌朝の車内販売で仕入れた一品。なかなかイケるお味でした。奥は東京駅で買ったおにぎりです。

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▲下関駅にて。人の影の多さに注目です。

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▲門司側から関門橋を見上げます。この下に関門国道トンネルがあり、この地下を歩いて渡れます。列車の中で教えてくれたおじさんによれば、昔は1年に1度だけ潮が引き、まさに歩いて渡れたそうです。いまは真ん中を浚渫したから無理だとか。
 ちなみに、やや左奥の方にすうっと1本立っているのが海峡ゆめタワー。けっこうな距離があることがお分かりでしょうか。

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▲山陽本線宇部駅の前にある案内図。一般的な案内図は、そのほとんどが現在地を中心に書かれているのですが、この図の現在地は左上の隅っこ。ずいぶんと街から離れているみたいです。

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▲そんな宇部駅の駅舎。

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▲で、宇部の中心駅はこちら宇部新川駅。ローカル線の駅とは思えぬ立派なものです。

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▲宇部新川駅の駅舎とホームの間にある池。手入れをしているのかしてないのか微妙な感じ。いちおう金魚が泳いでいます。たった1羽の白鳥は石造り。これまた微妙。ただ、この白鳥がいなければ池と認識されない恐れもあります。

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▲雀田駅には駅員がいました。乗客は誰もいない駅でしたが、掃除が行き届き、出発案内札が掲げられていました。

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▲小野田駅にて。小野田か厚狭のどちらかで夕食をとる予定でいました。新幹線停車駅の厚狭なら何かあるだろうと思いましたが、とりあえず腹が減っていたので、列車の待ち時間つぶしに息子と1杯ずつ(家を出てから初の温かい食事)。

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▲夕食をとるはずだった厚狭駅前の様子。午後6時半前でこの様子。駅構内に売店があるだけで、小野田駅のそばが今宵の晩ごはんということになりました。ちなみに、翌朝の朝ごはんもオアズケ。埼玉より持参したバナナで我慢しました。

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▲長門市駅に到着するや、通商人の方が魚を運び入れ始めました。慣れた手つきで次から次へと勢いよく放り込んできます。車内は、とたんに魚臭くなりました。私たちは、ピンク色のカゴがある部分に座っていましたが、そこはおばちゃんの指定席だったようです。

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▲そんな長門市駅のホームには「通商人の方へ」の注意書きがあります。「そんなの関係ねえ」状況で、車内で生の魚が行ったり来たりしていました。

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▲秋芳洞は、最終点まで行ってまた折り返して元の入口に戻りました。最後の方で団体が入ってくるまで、洞内には私たちのほか4人だけ。それはそれで怖いというものです。

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▲秋芳洞を見終わったら、ちょうどバスの時間だったので、食事を後回しにして新山口駅に向かいました。しかし、雨の降り始めた新山口では食事処を探すわけに行かず、結局またこれになってしまいました(家を出てから3日目にして2回目の温かい食事)。

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▲新山口からは席を取っていなかったので、自由席の位置で「のぞみ」を待ちます。遠くの方に光が見えたと思うのも束の間、あっという間に目の前を「ひかりレールスター」が通過していきます。ものすごいスピードと風圧で、けっこう怖いんですけど…。

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▲「のぞみ」に乗りました。平日の日中のためか、新山口の時点では空いていました。席は余裕で確保できました。あとは4時間30分で東京。すぐにやってきた車内販売でビールを所望したら、これしかないそうです。

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▲新大阪を過ぎ、車内販売の会社も変わりました。ビールを確認したら、ヱビスはありませんでしたが、これがありました。

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▲あんまりお菓子ばかり食べさせないように注意していましたけど、最後の方になったら、もうやりたい放題の状態です。しかし、ろくな食事をさせていないにもかかわらず、文句一つ言わない息子でした。これぐらい大目に見るか。

*関連記事
東京駅からブルートレインが消え去る日(第145号)
胸に刻んだ誉れ高き“1レ”(第160号)
ハプニングの関門トンネル人道(第161号)
長門本山、そして仙崎という終着駅へ(第165号)

*第145号記事を除き、写真は、関連記事に掲載したものを含め、すべて私が今回の旅行で撮影したものです。使用カメラは、すべてLUMIX DMC-LX3(Panasonic)です。

(第166号)

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