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川越夕景(6)

 きょうは休日在宅勤務。
 でも外は,昨日とは打って変わって雲一つない晴天。富士山が山肌まではっきりと見えました。こんな日は,雲が赤く輝く夕焼けとはひとあじ違う,空そのものが赤く染まる夕焼けが期待できます。持ち帰った仕事を必死に片付け,夕方,”とっておき”の場所に向かいました。
 着いてみると,富士山は薄ぼんやりとしていて残念!と思いましたが,日没まで待ってみることにしました。山の稜線に日が沈み山並みが青黒くなってくると,どうでしょう!富士山だけが赤く染まり始めました。16時28分前後の5分間ほど,これは見事でしたがお見せできる写真にはなりませんでした。
 赤富士が終わる頃には辺りはもう真っ暗。奥に見える八瀬大橋にも照明が灯りました。すると,さっきまでの薄ぼんやりがウソのように,富士山はくっきり見えるようになりました。手前を流れる入間川の水面には「逆さ富士」が現れ,橋を行き交う車のライトの光跡が写り込み,なかなか幻想的ではないかと自己満足しています。

P1010929

 逆さ富士というと富士五湖が思い浮かびますが,川越でだってこうして見られます。
 でも,邪魔なものが入らずにここまで大きく写るのは,川越ではここだけかもしれません。
 それにしても写真を撮る人は,みなさんよく知っていますね。今日も,暗くなってからの一番いい時間に,三脚と一眼レフかついでやってきた人がいました。その人曰く,「先週は月がいっしょに写って,もっと良かったんですよ~」。気象の条件だけでも大変なのに,天文の計算まで考えているとは…恐れ入りました。

*撮影データ
Panasonic LUMIX DMC-LX3,絞り優先AE,ISO80,Tv1.6,Av6.3,108mm(EZon)
ホワイトバランスオート,ストロボoff,元サイズ2112×1408
リサイズ修正のみ,色調補正及びトリミングなし。川越市的場にて17:04撮影

(第141号)

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コメント

私:「富士山がきれいに見えるところに行くけど、いっしょに行くか」
子:「えっ、これから富士山に行くの? 行く、行く!」
私:「タァ~コ、富士山に行ったら富士山は見えないじゃないか」
子:「あ、そうか。じゃ、行かない」
私:「…」

 ということで、この撮影には結局一人で出かけたわけですが、正解です。
 ガキんちょがいたら、石など投げ込まれ波紋が起きてしまうところでした。波紋は水面にとどまらず、ほかに撮影をしている人の神経にまで広がる恐れがあります。
 でも、鳥や魚だけはどうにもなりません。こちらの事情などお構いなしに飛び跳ねたり、勢いよく舞い降りてきます。じつは、それはそれで絵になったりして、水鏡とどちらの写真がいいか悩みの種になることもあります。

 空が最も焼けたときの状態がこの写真なのですが、ビミョーな波紋のせいでボツになりました。中途半端な波紋は絵になりません。それにしても、カメラは標準設定、画像ソフト等での編集も一切せずにこの色合いです。見応えのある夕焼けでした。

http://hirotahiroshi.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2008/12/09/p1010919.jpg

投稿: 鉄まんアトム | 2008年12月 9日 (火) 22時52分

富士山の写真探してたどり着きましたが、この場所は今でも逆さ富士見えるのでしょうか?

投稿: くっち | 2022年1月22日 (土) 16時45分

くっちさん、ご訪問頂き、ありがとうございます。
ここ最近この場所で撮っていないため今も同様に見られるかは不明です。お役に立てず、すみません。
ただ、雨による水溜まりではなかったですから、川の流路と水量が変わっていなければ同様に見られるかもしれません。あくまで推測ですが。

投稿: 鉄まんアトム | 2022年1月22日 (土) 18時44分

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