てつのみち2008
2008年の「乗りつぶし」を振り返ります。
まず筆頭にあげられるのは,何といっても「鬼門にして懸案」だったJR四国全線走破が実現したこと。四国は,これまで計画が幾度となく頓挫し,計画できても実行に移せば列車の乗り遅れや悪天候といったアクシデントに阻まれ,私を20年も寄せ付けない片想いの存在でした。その四国を制覇できたのですから,なにはさておきとても大きな成果です。
つぎに,といって続けていきたいところですが,あとは目立った乗りつぶしをしておらず,島原鉄道を南線廃止直前に訪問したついでに長崎本線(長与経由),大村線,甘木鉄道を走破。それから,夏休みに日帰りで鹿島線や鹿島臨海鉄道などを。さらに,秋には由利高原鉄道や男鹿線などをそれぞれ走破。四国以外は地道な進捗となりました。
地道とはいうものの振り返ってみれば大満足。夏以外は一人旅でなかったことが印象をより強いものにしました。日程等で無理を聞いてもらった同行の仲間(テツではない人とテツかもしれない人がそれぞれ)や,これだけの自由を与えてくれた家族に,とにかく『ありがとう』という気持ちの感謝で一杯です。
残る4大未乗地域は,九州(日豊本線と佐賀県),山口県,和歌山県,それに山形県です。今後は,このエリアを優先して検討することになりそうです。3月になくなってしまう「富士」「はやぶさ」に乗って九州や山口県を攻めるか,沖縄以外で唯一足を踏み入れたことのない都道府県となってしまった和歌山県を目指すか。それとも…,いまはまだ白紙です。
「てつのみち2007」(第15号)と同様,2008年末時点での乗りつぶしマップを掲げます。
ここまでの第三セクター鉄道を含むJR(旧国鉄)の走破距離は,20625.4km。
私の乗りつぶし旅は,3月9日,伊予市発伊予長浜回り宇和島行き普通列車「4733D」に乗車中の予讃本線伊予上灘→下灘間にて,ついに20000kmを超えました。国鉄が1980年に始めた「いい旅チャレンジ20,000km」キャンペーンの会員になって20年以上。これまでの人生の過半を費やし,ようやくの大台到達です。
現時点での残り営業キロは1521.3km。少ないようで,ここからが大変な道程かもしれません。
ちなみに,国鉄の線路敷設総延長が2万キロに到達したのは可部線の布-加計間が開業した1954年3月30日のこと。2万kmに達した地点(坪野-田之尻間)にはその記念碑もあります。しかし,同区間は2003年に廃止。いまや日本鉄道史上の記念すべき地に線路はなく,ここを列車で通過することは叶いません。
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*2008年の乗りつぶし旅の詳細は…
四国遍路全14話(第35号以下)
加津佐の風、昭和の薫り(第50号)
水たっぷり鉄分補給(第90号)
秋田・大館フリーきっぷ(第128号)
(第149号)
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コメント
※1月2日訂正
当初公開の記事で「仮の計算ですが,私の乗りつぶし旅は,3月9日,松山発宇和島行き特急「宇和海15号」に乗車中の予讃本線卯之町→下宇和間にて,ついに20000kmを超えました。」と書き記しましたが,計算をし直したところ,現在の本文記載のとおりとなることがわかりましたので訂正しました。
投稿: 鉄まんアトム | 2009年1月 2日 (金) 19時32分