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いいとこぎっしり男鹿半島

 乗りつぶしの旅をしていると,盲腸線(一方が行き止まりになっていて他の鉄道と接続していない路線のこと)は終点まで行ってすぐに折り返してしまうことが多いものです。一人旅の場合,とくにその傾向が顕著になります。
 この方法だと乗りつぶしは進展するものの,「ただ乗るだけ」の旅になって味気ないものです。当然ながら,のちのちの印象も薄くなりがちです。なので最近では,終点に限らず途中駅でも列車から降りて,できるだけ周辺を見て回るようにしています。
 今回は一人旅ではなかったので,同行者をJR男鹿線に道連れ,男鹿温泉に宿を取って周辺を見物することにしました。

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▲羽立駅に接近する男鹿線下り列車(奥の中央に見える山が寒風山で,展望台があるのは右側です)。それにしても,この時期の夕方は日暮れが早い!

Kanpoozan
▲寒風山からの東側眺望。中央やや左側に見える広大な平地が八郎潟干拓地。中央の水面が八郎潟調整池です。寒風山は標高355mの火山。車で頂上まで登れます。空気が澄んだときの眺望はきっともっと素晴らしいでしょう(今回は残念)。

 当初,男鹿半島を小さめに見積もっていた私ですが,バスや列車の所要時間,距離などを調べるにつれ,意外とスケールの大きな場所であることに気付きました。岬や海岸,山や湖沼といった自然はもちろん,なまはげ伝説や郷土料理のことなど,とても1日では回り足りないほどの観光資源があります。
 私たちのコースは,秋田から男鹿線で終点の1つ手前の羽立まで乗ります。バスやタクシーへの連絡は男鹿駅より羽立駅が便利です。その羽立駅から1人1000円の「あいのりタクシー」で男鹿温泉郷に行き1泊。翌朝,バスで入道崎へ向かいます。途中の男鹿駐在所前でバスを乗り換えるのですが,バスのドアからドアへ地面に足を付けずに乗り換えます。入道崎到着後1時間後くらいに来てもらうよう予めタクシーを手配しておき,まず岬周辺を散策(入道崎灯台に登ることを予定していましたが,10月いっぱいで終了とのこと,残念)。タクシーに乗り込み入道崎を出発,八望台,男鹿真山伝承館となまはげ館を経て寒風山に登り,男鹿駅近くの男鹿海鮮市場で降ろしてもらうコースです(2人以上で2時間1人2500円という設定ですが,なまはげ館でのんびりしすぎたため1時間超過。追加料金として1人1100円を支払いました)。男鹿からは6時間で家に着く計算です。P1000875
 バスの利用が価格では割安ですけど,効率性は絶望的です。レンタカーもいいのですが,貸出返却の手間や不慣れな場所での運転などを考えると,一人旅でなければ+αでタクシーというのがお手軽お気軽でオススメです。お酒だっていくらでも飲めます。地元にもお金が落ちますし,ね。男鹿半島ではタクシーも観光に力を入れていて,内容に比べて割安な料金でそれなりにシェアもあるように思えました。

 ちなみに,今回のコースでは海岸線を辿ることはできませんでしたし,旧国鉄土崎工場奉納の大包丁が山門にある真山神社をゆっくり見物することもできませんでした。小島よしおバージョンではない本来の「なまはげ再現」も見てみたいですし,寒風山から鳥海山を見てみたいとも思います。小振りながら,見所がぎゅうっと詰まっている男鹿半島には,ぜひまた行ってみたいと思いました。
 テツのみなさん,男鹿線は行って帰ってで終わらせてはもったいないところですよ。男鹿線自体の車窓にはこれといった見所は感じられないので,1日滞在するかどうかで男鹿線の印象も相当に違ったものになること間違いナシです。

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▲男鹿海鮮市場に併設されている御食事処「海鮮屋」で昼食を頂きました。左は私が食べた「海鮮カレー(700円)」,右は同行者が召し上がった「海宝丼(2800円)」。4倍の値段の差は歴然で,海鮮カレーの海鮮度はイマイチ。今回の旅で最大の選択の誤りだったかもしれません(漂うカレーのにおいにやられた)。

*関連記事
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(第127号)

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