川越まつりの余韻
今年も、「曳っかわせ」を見物し、存分に祭りを楽しみました。
ところで、曳っかわせとは、山車が各町内の会所前にさしかかったり、他町の山車とすれ違ったりするとき、お互いに山車の正面を向け合って囃子の儀礼打ちを行うことをいいます(公式パンフレットより)。
山車の上部は回転する仕組みになっていて、1箇所に数台の山車が重なって曳っかわせをすると、山車の向きがくるりくるりと変わり、これに曳子たちの勇壮な声援とともに手に持つ提灯が乱舞するとき、祭りは最高潮に達します。
蔵の町のあちらこちらで曳っかわせを繰り返しながら、21時頃になると山車はそれぞれの町内へと帰っていきます。こうして2日間の川越まつり(川越氷川祭の山車行事)は、お開きとなりました。
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コメント
10/21に写真を1枚追加しました。せっかくなので、写真の解説をしておきます。
2枚の写真は、いずれも仲町交差点にて撮影したものです。
上の写真は、仲町(左)と新富町二丁目(右)の山車が曳っかわせの態勢に入ろうという場面のもので、時刻は19時45分です。曳っかわせを終え、仲町の山車は画面の右方向へ、新富二の山車は左方向へと進路を取ります(19時48分)。画面右方へと進んだ仲町は、すぐ先で右方向から勢いよくやって来た喜多町の山車とまた曳っかわせを始めます(19時49分)。
そうして交差点から山車が去っていったと思うのも束の間、いったん画面左方へ去ったはずの新富二の山車が180度向きを変えて交差点に戻ってくる一方、いま右の方で曳っかわせをしていた仲町と喜多町の山車が2台とも交差点に入ってきて、都合3台の山車で曳っかわせが始まり辺りは騒然となります(19時58分)。これが下の写真です。山車はそれぞれ、左から、新富二、仲町、喜多町です。
同じ場所にいながら、わずか15分でこの変化です。このように1箇所にとどまることで、いろいろな山車が見られるのはもちろん、3台以上の曳っかわせは交差点ならではの楽しみです。
投稿: 鉄まんアトム | 2008年10月21日 (火) 14時40分
こんばんは、mooです。
お祭りの写真拝見しました。2枚の写真で川越祭りの雰囲気がとっても出ていると思いました。見ているだけでお囃子の音楽が聞こえてくるようです。それと鉄まんアトムさんのコメントがとてもわかりやすいので、まったく祭りを知らない人でもすぐに理解できると思いました。唯一心残りなのが・・菅原町の山車で仲町を通ったときに鉄まんアトムさんに気づかなかった事です。残念でした。
気が早いのですが・・来年は菅原町の山車と西小仙波町の山車がお休みなので、私は久しぶりに外から川越祭りを楽しもうと今から思っていま~す!
投稿: moo | 2008年10月24日 (金) 00時28分
mooちゃん、コメントありがとうございます。
)
曳子さんとしてたっぷりご活躍されたことと思います。提灯は無事でしたか?
この写真の直前に菅原町の山車が目の前を通り過ぎるのですが、私も気付きませんでした。残念(;´▽`A``(私を目撃したという情報はあちこちから寄せられているのに…ワルイコトハデキナイ
それにしても、山車の動きを文章で説明するのは至難です。もみくちゃにされながら現場にいるのが何よりですから、このブログを見て、来年はぜひ見物してみようという人がいれば何よりです。ビデオなんかで見ても、ちっとも面白くないですからね。
それで慣れてくると、写真のように最前列に立ったり後方に退いたり自由自在にできるんですよ~♪
来年は曳子お休みですか。たまには外野から気楽に見物するのもいいものですよ。神幸祭行列の斎姫に挑戦してみてはいかがですか(*^ω^*)ノ彡
投稿: 鉄まんアトム | 2008年10月24日 (金) 10時45分