川越城本丸御殿大修繕
川越まつりの高揚から一夜明けた今日、市内は後片付けに追われました。
路上の清掃から紅白幕の取り外し、山車を解体して倉庫にしまい、交差点の信号機を元の位置に戻す作業まであります。お祭りの関係者は本当にお疲れ様です。
私の昨日一昨日は、午後から夜にかけて川越まつりを見物。携帯に付いている歩数計を確認すると両日で「36509歩」も歩いていました。距離にして28キロにも及びます。ケータイを身につけていない時間帯もあるので、実際の歩数はもっと多いと思います。
一方、両日の午前中は、土曜日が保育園の運動会、日曜日が学童保育の運動会で、要するに2日とも駆けずり回っていたのです。とくに日曜日。保護者参加の綱引きに動員され全精力で3戦もこなすことになり、手のひら、腕、肩、脇、背中のすべての部位が痛んでいます。もう身体全体が脱力状態で、日頃の運動不足のしっぺ返しを食らった格好です。
さて、お祭りの余韻がまだ抜けない週明けの今日を最後に、しばらく見ることのできなくなる場所があります。そこは、川越城本丸御殿。今日はお祭りの後で訪れる人もまばらでしたけど、明日から2011年3月末までの予定で40年ぶりの大規模な修復工事に入ります。
「日本百名城」の1つでもある川越城(初雁城)ですが、お世辞にも手入れが行き届いているとは言えず、建物も展示も庭も何もかもが中途半端な状態です。最近では雨漏りもしているといいますから建物の傷みも相当なのでしょう。
今回の工事では、建物は骨組みを残して半解体、屋根や壁も剥がして伝統工法で修復。耐震強度も現在の基準へと高めるのだそうです。テレビの「大改造!!劇的ビフォーアフター」さながらです。こちらの場合、”大改造”とか”劇的”はないでしょうけど。
2年半後にどのように生まれ変わるのでしょうか。工事期間中の拝観はできなくなりますが、年に1、2回の見学会を予定しているそうです。それはそれで楽しみですね。
ちなみに、当事務所は、川越城西大手門付近の旧城内にあります。
▲修復工事前最後の川越城本丸御殿の姿(きょう午前)と入館券及びパンフレット
(第114号)
*追加関連記事 川越城本丸御殿保存修理工事見学会に行く(第223号)
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