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都立清瀬小児病院をなくさないで

Kiyose 東京都は、「都民の医療ニーズに適切に対応し」多摩地域における小児医療の”充実”を図るという趣旨で、 2010年3月までに、清瀬小児病院、八王子小児病院及び梅ヶ丘病院の3病院を廃止し、都立府中病院隣接地に建設する「小児総合医療センター」(仮称)へ移転するという統廃合計画を進めています。
 廃止される3病院は、いずれも小児医療における高度な医療を提供しており、清瀬小児病院は国内でも有数の小児専門病院として、腎疾患、新生児・低出生体重児、心疾患、悪性腫瘍、先天性代謝異常、結核など、小児疾患に係る総合的な高度・専門医療を提供しています。また、子どもたちが治療を受けながら安心して学習することができるよう、病院敷地内に都立久留米養護学校分教室が設置されています。
 清瀬小児病院の廃止は、多摩地域だけの問題ではありません。清瀬小児病院を失えば、隣接する埼玉県南西部全域の小児救急医療が喪失するという大問題なのです。
 近年の医師不足のなか、所沢市・狭山市・入間市の3市でつくる医療圏の小児2次救急医療体制は崩壊し、輪番病院が存在する曜日が1週間のうち3日しかなくなってしまいました。防衛医科大学校病院という拠点病院のある所沢市でさえ、小児救急患者の1割が清瀬小児病院に搬送されていると公表されています。高度医療に関しても清瀬小児病院の入院患者の3割、外来患者の4割が埼玉県民で占められています(埼玉県議会における一般質疑より)。このように埼玉県南西部の小児医療は清瀬小児病院によって辛うじて成り立っているのです。

 私の二男は富士見市の産院で生まれましたが、すぐに生死の境をさまよい、その産院では手に負えずNICU(新生児集中治療施設)のある清瀬小児病院に搬送され、一命を取り留めました。
 二男には、脳性麻痺による肢体不自由という重度障害が残り、その後も入退院を繰り返していますが、私たち家族がいま普通に生活ができるのは、地域にこうした医療機関があって支えられているからに他なりません。このまま清瀬小児病院が廃止されることになれば、私たち家族はもちろん、さらに重い障害や病気を抱えて清瀬小児病院で命を繋いでいる多くの家族が路頭に迷う、文字通りの死活問題となります。

 そこで皆さんにお願いです。
 東京都のこの計画の見直しを求めるために、いま署名を進めています。ご協力いただける方がいらしたら、ぜひ広げてください。そして誠に厚かましいお願いですが、記入済みの署名用紙は下記宛に郵送してくださると助かります。
 なお、この署名は10月末頃までに当方にて集約し取扱団体へ送付の上、12月の都議会に提出を予定しています。子どもたちの命を繋ぐ地域の「砦」を守るため、これが最後のチャンスかもしれません。何とぞお力をお貸しいただきたくお願い申し上げる次第です。

署名用紙をダウンロード(ファイル名:kiyose-sign.pdf)
 署名は、都民に限らずどなたでもけっこうです。

(送付先)
 〒350-0057 埼玉県川越市大手町7番地16
  司法書士広田博志事務所 宛て
 連絡先049-225-7088 pxm04515@nifty.ne.jp

*追加関連記事
NICU増床計画における私の視点(第171号)
都立小児病院を守る最後のチャンス(第234号)

(第87号)

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コメント

 きょう11月14日までに、私のもとに署名用紙216枚、合計967筆分の署名が寄せられました。
 多数の方にご賛同及びご協力いただき、とても感謝しております。私一人だけの力では、これほど多数の署名など集めることはできません。皆さま、本当にありがとうございました。
 寄せられた署名用紙は、きょうまでにすべて、取りまとめ団体(都立清瀬小児病院を守る会)へ転送致しましたので、まずはこの場で取り急ぎご報告申し上げる次第です。

 なお、本件とは無関係なのですが、署名活動一般に関する雑感を綴りましたので、よろしければお読み下さい。
http://hirotahiroshi.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-c8de.html

投稿: 広田博志 | 2008年11月14日 (金) 14時34分

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