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一杯のcoffeeのために

 外出先でのほっと一息のため、喫茶店に立ち寄ることがあります。
 そんなとき、どこに行っても迷わず入れるのがスターバックスです。
 迷わず…?? どうすればタバコから逃れられるか。そう、スターバックスは完全禁煙なのでタバコの煙が流れてくる心配をせずに”ほっと一息”できるのです。同種のコーヒーショップでも分煙が進んできてはいますが、禁煙スペースが店舗の奥の方であったり、仕切りが全くないところも珍しくはありません。ルノアールやシャノアール(名前からして似ている?!)といった喫煙OKを売りにしているようなお店などは、私にとっては論外です。
 一服するために立ち寄る場所がストレスの原因になっては意味がありませんし、そもそもコーヒーは香りをも楽しむものですから、それをかき消して余りあるタバコなんて両立し得ないものだと思います。
 「自宅や学校、勤め先とは違うくつろぎの空間。美味しいコーヒーの香りに包まれて、なぜかほんの少し幸せな気分になれる場所……。スターバックスが目指すのはそんな第三の場所、”サードプレイス”です。」~Business Report  FY2007 Starbucks Coffee Japan,Ltd.より
 ノースモーキングはそういった思想から導かれているのでしょう。これだけでも十分魅力的ですが、こうした配慮、店舗デザイン、パートナーと呼ばれる従業員の接客、それらが一体となることで「スタバ」としての調和を醸しているのだと思います。
F1010056  街にそのような場所を提供しているスタバを応援する意味で私は、同社の株主になっています。株といってもスタバ株は1株から購入可能、7月1日の終値は49,500円です。1株あたりの年間配当金は300円で税金を引かれると、スタバでコーヒー1杯すら飲めませんが、ご安心あれ。「お好きなドリンクどれでも1杯無料」という株主優待券が2枚もらえます。
 いやらしい話ですが、これでお気に入りの「アズキクリームフラペチーノ」のベンティ(一番大きいヤツで560円相当)と引き換えます。これはもうコーヒーではありませんけど、上品な甘さの小豆の”冷菓”。オトナの味。これからの季節、このフラペチーノは最高なんです。ただ、これだと投下資本の回収に35年もかかる計算ですが。

(第80号)

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コメント

はじめまして。
兵庫の木谷と申します。
本業を離れたところで多少パレスチナの平和のための取り組みとかにちょっと関与させてもらったりしてる立場だと、スタバってありえなくて、まあ、説明するのも面倒くさいんで「スタバに入ろう」という勢いに何気なくなったときに「いやー、ちょっとスタバは苦手で、、」とかごまかしてたりです。

http://palestine-heiwa.org/choice/list.html

投稿: 木谷公士郎 | 2008年7月14日 (月) 01時35分

木谷さま、はじめまして。
お示しいただいたURLを辿りましたら、私の嫌いなところばかり…(^^ゞ
情報をお知らせいただき感謝します。有報(有価証券報告書)やIR情報だけでは、そういった問題というのは影に隠れて、いや隠されたままですから、また一つ視野が増えました。
難しいのは、日常生活に関係するサービスや商品のほとんどに同様の問題があるということ。株式投資はそういうことも含めて勉強してから、ということですかね。もっとも勉強しても、投じる資金は雀の涙ほどもありません。

興味がおありでしたら、定時株主総会の添付書類をご覧になりますか。「当社は、……こんないいこともしていますよ」ということも書かれています。その節はご一報下さい。

投稿: 鉄まんアトム | 2008年7月14日 (月) 12時14分

 再び鉄まんアトムです。
 私は、”喫煙文化”という妖怪という観点からスタバを取り上げたわけですが、負の側面を意識しないではありません。
 これを機会に、気にはなっていた最近公開の映画「おいしいコーヒーの真実」を見てみようかな、と思っています。
http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/top.php

投稿: 鉄まんアトム | 2008年7月15日 (火) 10時18分

 遅ればせながら、映画「おいしいコーヒーの真実」を見ました。当事務所から徒歩何歩というほどの近くにある映画館「川越スカラ座」で上映していたので。

 見えてきたのは、先進国は、コーヒー豆の生産地であるアフリカや中南米の発展途上国から原料を不当に安く買い付け、それを先進国の消費者に売る。先進国の消費者である私たちが払う一杯のコーヒーの代金のうち、途上国の生産農家に渡るのはわずか1~3%。約90%は小売業者や輸入業者がぼったくる現実。そして世界のコーヒー市場は4つの多国籍企業が支配している。それゆえに、途上国では貧困から抜け出せず、先進国は途上国に食料援助をしているという悪循環の現実。
 でも、アフリカの輸出シェアが1%増えれば、その額はアフリカ全体が現在受け取っている援助額の5倍に相当する。「必要なのは援助ではなく、自立を支援するためのプログラム」だということ。そのためには、”フェアトレード”といわれる「発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す取り組み」(公式パンフより引用)の必要性を実感しました。
 映画のなかで、生産地ではコーヒー豆の栽培では生活していけないから、コーヒーの木を伐採して麻薬植物への転作を余儀なくされている生産者の姿も映し出されていました。

 一杯のおいしいコーヒーをいただく都度、生産者の顔を思い浮かべながら飲まなければなりません。それには、そのコーヒーが適正な価格で仕入れられ流通しているものかどうかを確かめつつ。でないと、コーヒーの飲めなくなるときが、いつかやってきてしまうかもしれません。

 ちなみに、川越スカラ座でのこの映画の上映は10月3日までです。

投稿: 鉄まんアトム | 2008年10月 1日 (水) 13時40分

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