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ずっとカエルとくらしたい

080622_01  先日,「ずっとカエルとくらしたい~カエルの未来をかんがえる」という井の頭自然文化園での国際カエル年イベント(水生物館特別展示)を家族で見学してきました。
 実際に触ることはできませんが,様々な種類のカエルがたくさんいます。両手のひらの上にのせても乗り切らないぐらい大きなウシガエルもいて,びっくりです。
 「カエルを救おう!」という大きなポスターとともに,カエルが減っている理由,カエルの生活をおびやかす新たな問題,そしてわたしたちにできることなどのパネル展示もされて,こどもたちにも分かるよう解説されていました。展示は8月31日までです。
 水生物館のある分園を出て,吉祥寺通りをはさむ本園に行くと,「カエルと人のコラボ文化展~たのしいカエルであふれかえる」という資料館特別展示もあります。日本のアニメと世界の童話に登場するカエルたちが一堂に集められています。たいしたことはありませんけど,カエル好きなら1回は見に行ってもいいでしょう。こちらの展示は12月28日までです。
 なお,7月8日以降に別の特別展示も始まりますから,出掛けるなら夏休みに入ってからがいいかもしれません。

 同じ頃,地元川越の水田にカエルを探しに行きました。
 今年は田植えが遅かったせいか,まだいつもより少なめでしたが,それなりには見つかりました。10匹ほど捕まえて観察しては逃がしました。最後に捕まえた1匹は,これまでに川越で捕まえたなかでは最も大きなトウキョウダルマガエル。手のひらにのせるとずっしりと重みを感じる大きさです。川越にもまだ,こんな大きなカエルがいるんですねえ。
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 こうしてカエルを捕まえたりしたのは6月初旬。ちょうど秋葉原での無差別殺人事件が発生した頃でした。気分が落ち込み,原稿を起こす気になれませんでした。
 田んぼで虫や魚やカエルを捕まえるとき,不注意で彼らを傷つけてしまうことがあります。こどもが網を持って乱暴に扱ったりすれば,そうなってしまいがちです。神経質といえばそれまでですが,私は,これだけのことだって相当に心が痛みます。誤って死なせてしまったときなどは,たとえ虫1匹だってイヤな気分になります。そうはいってもこどもたちは,こういう経験から命の大切さを理解していくのでしょうから,親としてはいろいろな意味で正念場でもあります。
 そんな命への慈しみを広く共有できる社会は,どうしたら手に引き寄せることができるのでしょうか。商店では,動物が”モノ”として売られている現実もあります。……結局のところ,すべては思いやり。どんな場合であれ,必ず相手の立場やその当事者になって考えてみる,ということに尽きると思っていますが…。こどもにはそのように諭す一方,自分も含めて年齢を重ねれば重ねるほど,こうしたことができなくなっていく人が多いことに,事件や世相が重なって寂然の想いです。

(第78号)

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