平標テント泊、紅葉の上越国境山稜をあるく(後編)

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 6年前の同じ頃、ふと初めて平標・仙ノ倉を訪れ、初めて山の稜線での紅葉を見ました。それまで森の紅葉しか知らなかった私にとってまさに別世界で、そこでの出逢いはその後の登山人生に1つの転機をもたらしました。
 地を這う灌木を見下ろします。灌木はパッチワークのように広がっています。それに草もみじの伽羅色を纏ったりしているのが平標・仙ノ倉の紅葉です。6年前は偶然にも当たり年の最盛期を見てしまったようで、今年はそれには遠く及びませんがそれはそれ。今日は今日の風に吹かれましょう――

 (※以下写真24点+蛇足1点の長編)

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平標テント泊、紅葉の上越国境山稜をあるく(前編)

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 依然コロナ禍にあって登山をするにも慎重さが求められます。天候不順も加わり山行回数は激減、体力が落ちる一方で行ける山にも制約が生じています。

 北アルプスは厳しいだろうな、今季はこのままテント泊できず終わるのか、山ではもう紅葉が始まっている‥‥ そこで思い付いたのが谷川連峰の平標山(たいらっぴょうやま、1983m)です。ここならテント装備を担ぎ上げるのは実質1時間半、標高差にして約600mを頑張れば稜線でのテント泊ができます。歩いてみて難しいとなっても容易く引き返せます。紅葉は折り紙つき。よし行ってみよう――

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ダイソーメスティンがやっと買えたんで

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 昨今キャンプがブームのようでグッズが軒並み品薄です。なかでも、ダイソーから6月に売り出されたメスティン(いわゆる飯盒のこと)は重さ103g、作りはしっかり、しかもアルマイト加工済みでシーズニングも不要ながら500円の破格とあって、転売屋も巣くうほどに大人気。9月に入って店頭に並んでいるのをようやく見つけゲットできました。
 メスティンと言えば2合弱のサイズが一般的ですが、ダイソーのは1合と小振り、ソロ炊飯にはもってこいでご覧のジャストサイズ!(笑) これでさっそくご飯を炊いてみましょう――

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花と蝶と絶景の篭ノ登山をあるく

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 浅間烏帽子火山群のほぼ真ん中に位置する篭ノ登山。標高2061mの兎平まで車で入れ、全方位大展望の山頂へは駐車場から40分程度、そのさき水ノ塔山から高峰温泉へと縦走すれば稜線歩き、そして池ノ平の湿原散策など恰好のお手軽ハイキングエリアです。朝晩は肌寒く感じるほどの避暑、久しぶりに高山の雰囲気も楽しんだ1日です――

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75回目のヒロシマ忌、原爆の図丸木美術館に行く

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 広島に原子爆弾が投下されてから75年の節目となる今日、「原爆の図丸木美術館」に行ってきました。近くに住んでいながら、これが初めての訪問です。

 戦争において原子爆弾が使われたのは過去の事実。しかし、永遠に過去で在り続けるのでしょうか。隣国から私たちに向けられた核兵器はこの瞬間も存在しており、それが放たれれば、数分後に私たちは「原爆の図」と同じ惨状を体験しなければならなくなります。けして過去の他人事ではありません。
 ひるがえって、核兵器廃絶は歴史が物語っているとおり容易でないとしても、こうして核使用の実相に触れ、その事実を伝えるだけでも無意味ではない気がします。お近くの方はぜひ丸木美術館に行って「原爆の図」と直接向き合ってみてはいかがでしょうか。
 それは無力なようでいて核廃絶に向けた有用な行動の一つだと私は思います。

2020年8月6日 原爆の図丸木美術館 埼玉県東松山市下唐子1401番地

(第1069号)

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話題のほうき星、川越上空にも出でる

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 今年3月に発見され話題になっていたネオワイズ彗星。7月4日に太陽に最も近づき観測適期を迎えるも、連日の梅雨空‥‥。日ごと暗くなっていくとあって諦めかけた19日(日曜)、ようやくの晴れです。伊佐沼での星景を狙って出張ってみました。
 なかなか暗くならない夏の宵の空、しかも辺りが思いのほか明るく、目印の北斗七星すらほとんど見えません。さらに、ちょうど彗星の方角に低く厚い雲が流れ、しだいに薄雲も広がり、2時間以上もいて姿を捉えられたのはほんの数分限り‥‥。それでも撮った中に1枚、かなり小さいけど、長く尾を引く箒星がしっかり写っていました!!

 掲載する写真をいつもより一回り大きくしました(※クリックで拡大)。へっ!って感じの小ささで写っていますので、周りを暗くし目を凝らして探してみてください。(笑)

*撮影2020年7月19日20時13分頃 伊佐沼/埼玉県川越市
*Canon G7 X mark2 露光10秒 三脚使用

(第1068号)

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withコロナの時代、登山再開は赤城山から

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 コロナ禍で約4カ月にわたって山歩きを自粛。この間、県外への移動を控えるよう呼びかけもなされていましたが、それらの要請が解かれた6月末、再びお山へと出掛けてみました。withコロナの時代、登山再開の初回は赤城山にしました。
 ツツジの季節は終わり、山の緑は夏へと深まり鬱蒼としていました。主稜線に上がると無数のトンボです。朝方は青空だったものの、関東平野を埋めていた雲海にしだいに飲み込まれていきました。

 コロナ前の最後は雪山でした。体力は落ち山慣れもしていません。口元を手拭いで覆っています。息が上がらぬよう、ゆっくりのんびり、久しぶりの山を歩く感触を楽しんできました。ただ、行き交う登山者の大半がコロナ前と変わらぬスタイル‥‥ 気になりました。

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 下山後に散策した覚満淵では、思いがけず、羽を広げるフレッシュグリーンのヤマドリゼンマイに出会えました。ニッコウキスゲも咲いていました。尾瀬の景色が過ぎります。こんな情勢ですから2009年から続く尾瀬通いも今年で途切れてしまうかもしれません。

*撮影2020年6月27日 赤城山 黒檜山「絶景スポット」(上)/覚満淵(下)

(第1067号)

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桑の実

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 家の周りに限っていた散歩の範囲を少し広げました。入間川まで出ると河川敷で懐かしいものを見つけました。自生の桑の実(別名マルベリー)です。
 子どもの頃、そこらへんに生えているのを通りすがりに洗いもせず食べ、バレて親に叱られていたことを思い出します。よゐこだった方は心当たりがないかもしれません。そう言えば、昔に比べ、桑畑を見なくなりました。こんな鈴生りを見たのは何年ぶりでしょう。

 1つ摘まんで口にします。少年時代の記憶がすぅーっと蘇ります。真っ黒に熟した実を少し持ち帰り、ジャムにしてみました。ラズベリーよりは甘く、ブルーベリーよりは酸っぱく、なんとも爽やかな風味でありました。

(第1066号)

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株主限定プレミアムビール2020

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 お待たせしました、恒例、株主限定ビールの話です。今年のお題目は、「麦本来の濃醇な味わいが特長‥‥アサヒビールの最新醸造技術“旨み残し発酵”により、麦芽由来の濃醇な旨みを最大限に引き出すことに成功‥‥素材本来の奥深い味わいをじっくり楽しむことのできるプレミアムビール」だそうです。アルコール度数は5%でした。

 出来映えは、一言で言えば‥‥ これといった特徴を感じず、そもそも「濃醇」とは何なのかもよく分からず‥‥ そして、極めつけか、同封されていた株主宛て手紙の「‥‥『中期経営方針』 では、「稼ぐ力の強化」、「経営資源の高度化」、「ESGへの取り組み深化」を重点課題に設定し、“グローカルな価値創造経営”を推進しています。また、この重点課題をエンゲージメント・アジェンダとしてステークホルダーとの対話に努め‥‥」なる文章群‥‥

 あのぅ社長さん、これじゃ、なにを言ってるんだか、なにが言いたいんだか、さっぱり分からないですよ。次からは、せめて小池都知事レベルのでお願いします。

【関連記事】 株主限定プレミアムビール2019 (第1030号)

(第1065号)

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26年前、札沼線新十津川駅にて

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 26年前の1994年5月15日、大学時代の友人らとともに、「学園都市線」と名を変えたJR札沼線(さっしょうせん)の末端・新十津川駅に立っていました。司法書士の登録をしてまだ1か月あまりの頃。列車本数は1日3本でした。

 札沼線は、その名の通り、かつて札幌(の隣駅の桑園)と石狩沼田(留萌本線、雨竜郡沼田町)を結んだ111.4kmの路線で1935年10月3日に全通しましたが、1972年6月18日をもって利用率の低い新十津川~石狩沼田34.9kmを廃止。その後、石狩当別駅を境に大きく分けられ、南側は電化され朝夕は毎時3本の電車が走る一方、北側は非電化のまま、2016年3月26日以降には浦臼以北が1日1往復の最少運行と成り果てました。

 もはや公共交通としての体をなしておらず、石狩当別の隣の北海道医療大学駅より北の区間47.6kmについて、今年2020年5月7日での廃止が決まっていました。しかし!そんな札沼線の最期の日々にもコロナ禍です。
 緊急事態宣言を受けて4月15日、JR北海道は、最終運行日を4月24日に繰り上げると発表。翌16日の夜には、なんと次の日の17日にさらに前倒しすると急遽発表し直し、廃止日を待たず列車の運行が打ち切られました。こんなことってあるのか‥‥ 拙くもせめてこうして記録に留めてあげたいと思いました。

<撮影> 1994年5月15日 JR札沼線新十津川駅/北海道樺戸郡新十津川町
<参考文献> 『 鉄道廃線跡を歩くVIII 』 宮脇俊三編著、JTB、2001年

(第1064号)

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