曙色に染まる赤城山地蔵岳に立つ
赤城山で霧氷を見始めたのは2015-16シーズン。以来、青と白の世界の虜になって、もう数え切れないほど通い続けていて、そうなると自然の流れで、朱の光景も見たくなるもの。しかし、寒いの苦手だし、半ば徹夜になるし、暗闇怖いし、まして雪山のナイトハイクなんかやったことないし、などと言っていて、はや6シーズンが過ぎてしまっています。
今季こそ赤城でモルゲンロートの霧氷越し谷川連峰が見たいと、お正月に一念発起、地蔵岳(赤城山第3峰、標高1674m)を目指しました。するとどうでしょう、ビギナーズラックとしか言いようのない願いどおりの光景に、あたふたドタバタしどろもどろ‥‥
慌てるのも無理はなく、こうした光景はたった5分ほどしか見られません。撮影はいろいろやらかし二兎も三兎も追って一兎をも得ず、の感なきにしもあらず――
(※以下写真24点の長編)
曙色に染まる赤城山地蔵岳へ ~prologue~
赤城山地蔵岳の頂上にて御来光、お日様の左には筑波山 2022年1月2日撮影 RX100m6
2022年の山始めは赤城山。年が明けて翌日、それも未明から登って、地蔵岳の頂上で御来光を拝もうとの魂胆です。こういうのは考え出すと面倒が先走ってポシャるので、淡々と支度を整え、決めた時刻に家を出て、とにかく現地入りします。
つるっつるの赤城道路をどうにか登りきり小沼駐車場へ。荒れた元日から一転、マイナス11度と冷え込んではいるけど快晴無風、霧氷もありそう。やったー!!
山頂に着いたのは日の出8分前。霧氷の木々、マジックアワーの空、ビーナスの帯、刻一刻と景色が変わって、あっという間に日が昇ってきて、辺り一面、曙色(あけぼのいろ)に染まります。見たことのない光や色に言葉がありません。ただただ美しい‥‥
この山歩の様子は日を改めて記します。少し時間がかかりそうですけど。
→ 曙色に染まる赤城山地蔵岳に立つ (第1098号)
(第1097号)
年賀状2022
謹んで新春の御祝詞を申し上げます
旧年中は、格別のご厚情をいただきまして、誠にありがたく存じます。
本年もいっそうのご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
2022年元日
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
弊職が25歳で現在地にて独立開業以来、近隣の方からも多くご用命頂き、弊事務所が26年を超えて支えられてきたことに深く御礼申し上げます。ありがとうございます。
弊事務所は本年中に移転します。市役所の真ん前から大東地区へ、西武新宿線の南大塚駅近くの住宅地に移ります。現在地から離れても、従前どおりの軽いフットワークでお客様の元にすぐ伺います。変わらぬごひいきを賜れば幸いです。なお、移転に至った経緯は、機会あれば追って書くところに譲ります。
いっぽう、二男が3月で中学校を卒業します。関係する多方面の皆様方によるご支援あって、今日まで安全安心な学校生活を続けてこられました。県立特別支援学校への遺憾無き引き継ぎも含め、残り40数日、しかとやり遂げます。
このようなしだいで私にとっては大転機。言ってしまえば大ピンチなのですが、とにもかくにも、一歩一歩、前へ。前を向いてこの難局重畳に向き合っていこうと思います。
(第1096号)
第25回わたしの尾瀬写真展に行く
NHKと尾瀬保護財団が主催する「わたしの尾瀬」フォトコンテスト。魅力に満ちた尾瀬を広く紹介するとともに、貴重な尾瀬の自然を見直し、自然保護への関心を高める目的で1996年より開催されてきましたが、今回の第25回をもって終わることとなりました。率直に残念です。
最後ということもあり、入賞作品50点などを展示する写真展の初日で、コンテストの表彰式も開かれる12月10日、会場の高崎シティギャラリー(群馬県高崎市)まで出掛けてきました。
コロナ禍で2シーズン続けて尾瀬には行けませんでしたけれども、当日は、尾瀬で知り合って親交のあるメンバーの多くと再会を果たし、尾瀬の写真にも取り囲まれて、尾瀬に通っていた日々が鮮やかによみがえる楽しい1日でした。
高崎シティギャラリーは高崎市中心部、隣接する高崎市役所21階の展望ロビーからは上毛三山が望めますが、この日は榛名と妙義がぼんやり見える程度で、赤城はほとんど見えませんでした。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
NHK「わたしの尾瀬」写真展について
https://www.nhk.or.jp/maebashi/oze/
写真展はこのあと、2022年1月7日から群馬県庁ホール(前橋展)で、以降は例年だと福島や新潟の各地、そして東京渋谷などでも開かれます。ご高覧いただければ幸いです。
(第1095号)
養寿院の大銀杏、有終
養寿院の門前に立つ大きなイチョウの黄葉風景。似たような写真を毎年欠かさずあれこれ撮り続けているのに、もう8年も此処に載せていませんでした。
来年に決まっている現事務所の立退きにより、通勤で毎日この地を通るのはきっと今季で最後。26年もの習慣ですから名残惜しくもなり、今年は色づいてから毎朝立ち寄っていました。そして、とうとう、鈴生りの黄葉を一斉に飛ばす日がやってきました――
折からの木枯らしに煽られ、飛ぶわ、飛ぶわ、そのさま花吹雪のごとし。散った落ち葉たちも地面を舞っていて、それはそれはもう、圧巻の有終でありました。
*撮影2021年12月13日 SONY RX100m6 養寿院/川越市元町二丁目
(第1093号)
最近のコメント