谷川岳、雲上絶景の雪稜をあるく

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 昨年本格雪山デビューを果たした谷川岳に今冬も行ってきました。朝早くから春霞の快晴で順風満帆だった前回とは異なり、どんよりした空に始まり時々ガスの中をも通り抜けていく試練を受けました。その先にこんな雲上絶景の雪稜が待っていると信じて――

 (※以下写真24点+おまけ1の長編)

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谷川岳、雲上絶景の雪稜へ ~prologue~

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谷川岳山頂トマノ耳下から肩ノ小屋、そして上越国境稜線を望む 2020年1月11日撮影 RX100m6

 2020年最初の3連休、その初日。赤城か谷川か決めかねたまま未明の関越を北上し、まず見えてくる赤城山が雲に覆われているのを横目に、針路は谷川へ。
 しかし、水上インターから見る谷川岳には赤城よりも厚い雲。やっちまったかと沈みながらも、ヤマテンその他の好天予報に望みをつないでモノトーンの天神尾根を登っていきます。すると、なんということでしょう、やがて雲の上へと抜け出て青と白の世界が‥‥

 思っていることはみな同じで周囲からも歓声が上がります。山頂からバンザイの掛け声まで聞こえてきます。厳冬期に雲海の谷川岳、人生でそう何度も出会えないだろう絶景を前にもう言葉がありません。この山旅の様子は日を改めて記します。

(第1053号)

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初歩きは初富士を拝む高川山へ

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 今年も年始早々の山始め。昨年に続き富士山を大きく見たいの一点で山梨県大月市を目指しました。約6年ぶり高川山(標高976m)への再訪です。

 中央本線初狩駅側の登山口から約1時間で山頂へ、秀麗富嶽の眺めを存分に楽しみ10時半にはもう下山完了です。中央高速のUターン鬼渋滞が気になるので寄り道はせず、それでも途中渋滞に填まりながら、午前中に埼玉まで帰ってきました。前年に続き今年も安全第一、そして程々に、山を愉しんでいきたいと思います。

*撮影2020年1月2日 Sony RX100m6 135換算70mm相当
*高川山/登り男坂~下り女坂・沢コースにて周回往復(山梨県大月市/秀麗富嶽十二景第十一番)

(第1052号)

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年賀状2020

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 謹んで新春の御祝詞を申し上げます

旧年中は、格別のご厚情をいただきまして、誠にありがたく存じます。
本年もいっそうのご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
 2020年元日

  ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 今年、春で50歳になり、秋には弊事務所開設25周年を迎えます。人生の半分でこれを半生(はんせい)と言いますが、同じ字面を「はんなま」とも読み、つまりこの程度は未熟者であります。

 40代は登山に明け暮れた10年でした。50代はどんな10年になるんだろう。いや、どんな10年にしよう‥‥
 先が見えないようで見えた気になることがあります。でも見えたはずとは違う場所に辿り着いたりもします。かつて「冬はお休みです」「雪山はやりません」と言いながらこの年賀状です。だから先のことはわかりません。未だ天命も知れません。しからば未熟を自覚しつつ理想は持って惑わず時々の風に吹かれるしなやかな中老で在りたいと思います。

(第1051号)

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吹雪に荒れる赤城山にて

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 今年の山納め、そして今シーズンの山始めに、近ごろ重くなっていた腰を上げ赤城山に向かいました。時折日差しや青空が垣間見え、しだいに天候は回復してくるだろうと発ちましたが、読み違えたようです。
 吹雪で視界が乏しいので軽く長七郎山だけの往復に。それでも吹き溜まりでは所により腰上の深さもあり、わずか1時間前にスノーシューで付けた自分のトレースが、戻る際にはもう消えていました。シーズン始めに山の神様が雪山の怖さを見せつけてくれたのかもしれません。一にも二にも山は安全第一、肝に銘じたいと思います。

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 2日前の降り始めが雪ではなかったのか、雨氷が多く見られました。キラキラして霧氷とは一味違った美しさがあり、風に煽られカラカラ落ちる音が素敵でした。8か月ぶりの雪景色を楽しみ、バッチリ新雪も踏めました。

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 長七郎の山頂には誰が作ったか、雪だるま、ありました。近くの荒山がかすみ、風紋に雪庇に、もう厳冬期の様相の赤城山でした。また出直します。

*撮影2019年12月28日 Sony RX100m6 群馬県前橋市
*赤城山 下2枚は長七郎山、冒頭1枚目は日入り前の白樺牧場にて

(第1050号)

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奥秩父 和名倉山への稜線へ

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 今年も残り10日、積み残している山行記録から1つ簡単に拾っておきます。6月1日に奥秩父一之瀬高原の三ノ瀬(山梨県丹波山村)から牛王院平・山ノ神土を経て東仙波(標高2003m)まで歩いた記録です。今年初めて踏み入れました。
 東仙波は、奥深き二百名山の和名倉山を目指す尾根の途上で、これと言った特徴のない小ピークに過ぎません。ですが、尾根道の稜線に点々と咲き乱れるシャクナゲがみごと、また将監峠をショートカットする七ツ石尾根のカラマツ林もうつくしく、山深い雰囲気がとても気に入りました。冒頭写真は西仙波、一帯はシャクナゲのトンネルでした。
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▲七ツ石尾根
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▲西仙波~東仙波の稜線にて和名倉山方向を望む ※写真3点とも2019年6月1日撮影

 歩いた当日は天気があまりよろしくなく、予定していた西御殿岩には寄らず下山、シャクナゲも終盤でした。西御殿岩からの富岳眺望、新鮮なシャクナゲやカラマツ黄葉などを狙って、来季以降また訪ねたい山域です。

(第1049号)

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今年も川越大師喜多院 有終のもみじ

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 秩父の皆野アルプスをもって今年の紅葉狩り中締め宣言しましたが、後ろ髪引かれ、いつも通り川越の町中で紅葉を追い続けてしまいました。去年に続き川越大師喜多院で有終のもみじ、今年はゆっくり色づいたのでグラデーション豊かに長く楽しめました。
 でも気持ちはそろそろ紅から白へ。スタッドレスを新品に履き替えたことだし、よしっ、いっちょ赤城山まで霧氷狩り行くぞと前日に支度を調えるところまで意気も上がってきたものの、布団から出られなかった日曜でありました。気合負け連敗中。191205img_0622

*川越大師喜多院「どろぼうばし」 川越市小仙波町一丁目
*撮影 2019年12月12日(写真上)・5日(同下) Canon PowerShot G7X MarkII

(第1048号)

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去りゆく秋、奥武蔵皆野アルプスへ

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 紅葉狩り第5弾。前回から2週連続で週末をフイにし11月も晦日、遅れていた紅葉前線もすでに里へと下りてきており、去りゆく秋、奥武蔵は皆野アルプスへ。標高626mの破風山(はっぷさん)を中心に多くコナラが褐葉するなか、カエデやツツジの橙や紅が山を彩っていました。見慣れた地元奥武蔵の、ふだん着の紅葉です。
 この日、上越国境の山々だけでなく、赤城山までもが本格冬山へと変身しました。そして師走入り。振り返ること一月と十日の間に5箇所を巡った今シーズンの紅葉狩り、名残惜しくもこれにて中締めであります。
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 足元にはたくさんのアブラツツジ? 小さな紅葉は宝石を鏤めたよう‥‥
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*撮影2019年11月30日 Sony RX100m6 埼玉県皆野町
*皆野アルプス縦走/秩父華厳滝登山口~如金峰コース~前原尾根コース~大渕登山口

(第1047号)

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黄金に輝くブナを求めて奥多摩三頭山へ

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 紅葉狩り第4弾は去年見逃した奥多摩のブナ。谷川岳から中1日で三頭山へと行ってみたものの、予報とは裏腹に曇り空。しかも狙いの場所ではまだ紅葉にも早く、率直に言って外してしまいました。
 次の週末ではもう遅いかと思いつつ見送ればまた1年先、あとがありません、重い腰を上げ出直してみました。予想通り上部では多くが散り加減でしたが、中腹の一部ではやや遅めながらも今が盛り、美事な金屏風が立ち上がっていました。風が通るたび降り注ぐ落ち葉で辺りは黄金の吹雪、なんとも立ち去りがたき光景でした。

*撮影2019年11月10日 Sony RX100m6/Capture One Express 12
*三頭山 糠指(ヌカザス)尾根/山梨県小菅村/秩父多摩甲斐国立公園

【2年前の三頭山は‥‥】 光り輝くブナを求めて奥多摩三頭山へ (第973号)

(第1046号)

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晩秋の谷川岳をあるく

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 秋の谷川岳といえば例年9月下旬。ちょうど山頂稜線が紅葉盛る頃でこれまでずうっとその時季を狙って歩いてきました。一方、麓の一ノ倉沢などで紅葉が見頃を迎える10月下旬、その頃に上から見る景色はどんなだろうと気になっていました。
 すでに中腹より上では紅葉が終わり、雪も降り始める難しい時期ですが、今年は季節の進みが遅れており紅葉狩り第3弾に晩秋の谷川岳を歩いてみました。見渡す山並みが赤い、真っ赤っかに燃えている、初めて見る光景かもしれません。

 (※以下写真24点の長編)

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