八十八夜の茶畑とレッドアローと

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 新茶の摘み取りをまぢかにひかえ若葉茂る八十八夜の茶畑。今年は朝から雲ひとつない青空が広がって、初夏の朝日を浴びるお茶の新芽はきらきら輝いていました。見ているだけで狭山火入れの甘いお茶が香ってくるようです。
 そんな茶畑を見下ろすように、今年度限りでの退役が決まっているニューレッドアロー(10000系)が颯爽と駆けていきました。狭山の八十八夜、最後の鉄道風景です。

撮影2026年5月2日 西武新宿線 新狭山-狭山市 (特急小江戸8号)
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 狭山市入間川

(第1195号)

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桜と川越線と

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 市内を走るJR川越線と東武東上線が入間川を越えるあたり、右岸の堤防に「小ケ谷桜堤」と呼ばれる桜並木があります。此処で鉄橋を渡る列車と桜を絡め撮ってみました。

 今年の川越の桜はピークがいつだったのか、なかなか咲かず散らずで、シーズンが終わってみてもよく分かりません。花曇り続きで晴れの日が少なく、例年と比べて花付きも良くはありませんでした。

撮影 2026年3月30日 JR川越線 的場~西川越 川越市大字小ケ谷
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

(第1194号)

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都幾川桜堤、花の回廊をあるく

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 荒川水系の槻川が合わさるあたりの都幾川右岸に、約250本のソメイヨシノがおよそ2km弓なりに連なっている桜並木が「都幾川桜堤」です。外秩父の山並みを望む田園風景の一角には菜の花畑もあって、名実とも花の回廊になっています。

 紅葉で有名な嵐山渓谷はすぐ近く、一帯の比企丘陵は山肌が萌葱に笑っていて、チョウやトンボも多く、秋よりもむしろ春の方が見応えのあるところかもしれません。

撮影 2026年4月5日 都幾川桜堤・おおくら花の回廊 埼玉県嵐山町
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

(第1193号)

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4年ぶり、氷川神社裏の誉桜をめでる

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 氷川神社裏の新河岸川沿いに「誉桜」と呼ばれる桜並木の名所があります。旧事務所のすぐ近くで、2022年に事務所を移すまでは毎年見ていた桜です。たまたま近くのお客様宅を訪ねる予約を頂いており、その帰り道に立ち寄ってみました。

 あいにく天気は本降りの雨。ときおり花吹雪も交じり、川面には無数の花筏、風で飛ばされたのか山吹の花も浮かんでいました。
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撮影 2026年4月1日 新河岸川の桜並木 川越市宮下町二丁目
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

(第1192号)

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寄居にて、乱れ咲く春の妖精たちをめでる

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 前号で鉢形城址の氏邦桜を愛でたと書きましたが、その日に寄居を尋ねた一番は、桜ではなく、この男衾(おぶすま)自然公園のカタクリでした。
 言葉にならないとはこういうときで、うわーー‥‥、狭い範囲ながらカタクリが咲き乱れていて、しかも1つ1つの花が大きく端整で、地面も紫色に見えるほどでした。

 園内では所狭しと様々な花が咲いていて、ミズバショウも。気分は尾瀬♪
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 今季は雪山歩きのタイミングを逃したのみならず、春の山野草、芽吹き、そして桜のシーズンもあっという間に通り過ぎていきました。近場で追いかけるのが精一杯で、撮っては次へまた次へ、とにかく駆け足の春先でした。
 ちょっとだけ振り返って綴っておきたいこともありますがもう5月、いまだ写真の整理すら追い付かず、さあどうなることやら。

撮影 2026年3月24日 男衾自然公園 埼玉県大里郡寄居町
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

(第1191号)

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8年ぶり、鉢形城址の氏邦桜をめでる

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 寄居の鉢形城址に樹齢150年を超えると伝わるエドヒガンがあり、氏邦桜と名付けられています。ちょうど晴天と満開とスケジュールが噛み合ったので行ってみました。8年ぶりです。

 どこで撮ろうかぐるぐる歩き回っているうち、あちこちに三脚が立ち始め、それでも桜を愛でながら回り続けて、たまたま空いていたこの場所でブルーアワーを迎えることにしました。
 風が強まり、ライトアップの光源からはやや逆光になる位置でしたけど、光源をかわして見上げてみれば、蒼の空に桜が際立っていて見事でした。

撮影 2026年3月24日 氏邦桜/鉢形城公園 埼玉県大里郡寄居町
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

(第1190号)

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春の特別ライトアップの清雲寺にて

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 秩父・旧荒川村の清雲寺。しだれ桜の名所として知られており境内に約30本、うち1本は1423(応永30)年に手植えされたものと伝わり樹齢600年超、枝垂性では県内最巨のエドヒガンだそうです。
 前号のとおり秩父市街の羊山公園まで来ちゃっているし、4日間限定の「春の特別ライトアップ」の日だし、家路とは逆方向ですが行ってみました。

 着いたのは18時過ぎ。すでに日は落ち、薄暗いなか人も多く、境内を一回りすらできぬままライトアップのお時間となりました。
 しかし! こんなにもたくさんの枝垂れ桜に塗れたことはありません。もう散ってしまっている木もちらほら見受けたものの雰囲気は十分。こちらがメインだと言っても良いくらい、これぞ棚牡丹の寄り道でした。

(第1189号)

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桜と武甲山と西武線と

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 桜の写真で今年何を差し置いても撮っておきたかったのが、秩父の武甲山を背景に、桜の羊山公園を通り抜けてゆく西武4000系電車のカット。
 後にも先にもきっとこの日しかあるまい、という日、午後だけ時間が取れたので半休にして出張ってみました。桜はもう散り始めていて、ときおり花吹雪、桜も天気もほぼ狙いどおりでこの日を見送っていたら“また来年”でした。
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 西武秩父線のローカル列車の運行間隔は日中おおむね40分に1本。立ち位置や構図を変えては花見もせず撮り鉄に徹していたら、あっという間に夕暮れです。
 引き上げる途中、陰ったように見えた陽が線路に強く当たっているのが見えたので待ってみたら、ボックスシートの窓に夕焼け空、そして車体の一部がわずかにギラリ、計算外に良いシーンでした。
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 西武4000系は東急の中古車両での置き換えが決まっていて、その車両が今年6月まず狭山線に投入されます。狭山線の101系は一気に姿を消します。次が秩父なら来年はもう同じようには撮れないかもしれません。

撮影 2026年4月3日 西武秩父線 西武秩父~横瀬
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 秩父市大宮 見晴らしの丘

(第1188号)

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シルエット富士と川越線と

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 JR川越線が入間川を渡るあたりは市内指折りの富士見スポット。とくに、川越線のすぐ南側を通る県道川越日高線の初雁橋からは、川の流れや笹尾根越し、富士山本体に人工物がいっさい被らずに望めます。そのピュアな富士山と川越線とをシルエットで狙ってみました。

 富士山は真っ白だから暮れても雪形がほのかに、雲がなびいて表情をもった夕焼け空、そして、走りゆく列車のテールライト‥‥ 並行する県道にトラックが来たら台無しになる構図ですが、たまたま車も人も通らず、おおむねイメージどおり撮れました。

撮影 2026年3月8日 JR川越線 西川越~的場(1769H、普通八王子行き)
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 川越市大字小ケ谷

(第1187号)

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雪を巻き上げ走る西武線の黄色い電車

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 前号で2月8日の川越の雪の様子をお伝えしました。そこにも書いたとおり、当日の雪はパウダースノーで、走り去る電車が巻き上げる雪煙で線路際がホワイトアウトになってしまうほど。こんな感じです。

 西武新宿線でこんなシーンは希ですが、このあとすぐ車両故障が起こって全線で運転見合わせ。待てども電車は来ず、待っているうち雪も弱まってしまいましたので見切って森に行ったしだい。結果それで“しあわせの青い鳥”に出合うのですから人生どう転ぶか分かりません。運転再開は午後になってからでした。

撮影 2026年2月8日 西武新宿線 新狭山~南大塚(5611列車、各停本川越行き)
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 川越市南台一丁目

(第1186号)

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